加計駅正面JR可部線は、広島−浜田間を結ぶ計画だったが、広島−三段峡間が開通した後、それ以降の工事は凍結されてしまった。そして可部−三段峡間は、不採算の為2003年11月に廃止となった。
可部−三段峡間において最も乗降客が多かった加計駅に寄ってみた。この区間の駅は、前回の河戸駅に続いての訪問になる。



以前は広島県山県郡加計町だったが、広域合併で安芸太田町に編入された。沿線の中で一番町らしい町ということで、駅前には駅前広場や商店街もあり、駅としての風格を保っている。キハ28が装いも新たに一両ホームに停泊していた。
加計駅ホームに停車








三段峡方面から駅構内を望む。廃止直前は一日数本しか走っていなかったけれど、沿線には学校もあり、通学客の貴重な足であった。
加計駅三段峡方面から








駅から三段峡方面にある踏切。やはりアスファルトで埋められていた。立ち入り禁止の看板が痛々しい。
加計駅踏切








ホームには「名所案内」の看板が残っていた。昔の駅には必ずといっていいほど有った表示板だ。月が瀬公園、キャンプに良いか…。う〜ん。
加計駅名所案内








駅構内を臨む。昔は貨物扱いもしていたこの路線。なかなか広々としている。
加計駅構内








広島方面の線路。こちらも立ち入り禁止の看板が。加計駅から広島方面









駅前商店街は人通りもあって賑わっている。中国道の戸河内インターも、高速バスの加計BSも車で数分の所にある。それらが出来た時点で、可部線の可部−三段峡の区間の運命は決まってしまったのかもしれない。
加計駅前商店街








「もしも」浜田まで開通していたらどうであったか。
全線単線の路線だが、急行かディーゼル特急が走り、山陰−山陽連絡の一つの路線として確固たる地位を築いていたかもしれない。そうすれば、ここ加計駅にも優等列車が停車しただろう。人の行き来も増えていたはずだ。そう考えると残念でならない。

広島県山県郡安芸太田町

『注意』
廃線跡の散策において、立ち入り禁止となっている場所に立ち入ることは、非常に危険です。立ち入らないようにしましょう。