昨日は、会社の新人君と一緒に仕事をしていた。所謂普通の20代前半の若者(!)である。

社用車にはCDが付いているので、当然、何枚かCDを積みっぱなしにしてある。
勿論、Queen,Led Zeppelin,Yes,The Who,U2など、複数CDを持っている以前からのお気に入りや、先日ライブに行ったJudas Priest、新しいDarkness、それと80年代の洋楽ベストのようなものも積んでいる。でも、それだけでは同乗者に辛いだろうということで、邦楽も何枚か積んでいる。

新人君がそれらのCDが入っているダイソーのCD入れをゴソゴソしだした。
そこで目を付けたのが、なんと小田和正だ。

「あ、自己ベストがあるじゃないですか。掛けていいですか」ときた。
小田和正の「自己ベスト」とは、オフコース時代から最近までの有名曲を、最近セルフカバーで録音しなおしたアルバムだ。昔、オフコースを聴いていたこともあって知っている曲も多いから購入しておいたのだ。

掛けてみて新人君が気に止める曲は、それもオフコース時代の古い曲ばかりだ。
「言葉にできない」←この曲大好きなんですよ・・・。
「愛を止めないで」←愛をとめないでですよ。めっちゃいいですよね・・・。

こっちが中学の頃に聞いていた曲、それも歌詞カードなんかも一生懸命読み返した曲を、今現在、一回り以上歳が離れている奴に「いいですね〜」と言われると、なんか照れくさいような気もする。ズバっと、ここから消えないで素直に涙を流せばいいから・・・なんて歌われると特にね。でも、新人君にはそれがいいらしい。
ちなみに、以前、曲を作って歌詞を書いていたことがあるので分かるのだけれど「照れくさくない」曲を作るのは非常に難しいものではあるのだが。

思えば、我々の同世代でビートルズにハマッテいるひとは多かった。リアルタイムでビートルズを聴いていた人達には、我々の世代のビートルズフリークがどう映っていたのだろうか。
よく言われることなのだが、結局、良いものは世代を超えて愛されるのだなと。それを身をもって体感した一日だった。
先だってからのQueenのブームを思い出したのは言うまでもない。(笑)


自己ベスト