最近、なるべく歩く機会を増やしている。散歩も然り、通勤時も外勤時も然り。
散歩する時は、あまり車の通らない道を選んで歩いている。要は以前は農道だったところに家が建ち、クネクネと細いまま舗道になったような道だ。歩いていると車では見えなかった情景が見えてきたり、特に天気がいい時は気分がいい。

もちろん生活道路だから、車も時折やってくる。のどかで静かなところだから、車が来るのは走行音で分かるのだけれど、大抵の車は歩行者を見かけると「ブー!」と勢い良くクラクションを鳴らす。「そんなに鳴らさなくてもなあ…」という感じだ。クラクションって何故か鳴らし方で感情が入るものだ。なので鳴らされた方は良く分かるんだけど、その音は「ドケドケ〜!」あるいは「っ邪魔だよ!」みたいな感じなのだ。非常に感じ悪い。別に通せんぼするつもりも無いし、車が来たら避けてあげるから、そんな勢い良く鳴らさんでちょうだいと切に願いたい。

しかし、なんでこんなことを書くのか。
それは、ここ広島では、そんな細い道で歩行者に対しては「プップクプップク」クラクションを鳴らすくせに、対車に対してはクラクションを鳴らさない。面白いほど鳴らさない。
前の車が信号待ちで青信号に代わって気づかないのに鳴らさない。前の車が強引に割り込んでこようとしているのに鳴らさない。明らかにこちらの車に気づいていなくて自らが危険な状態になっているのに鳴らさない。
逆に、自分はといえば、これらの状態になった場合、クラクションを鳴らす。クラクションには感情が入る。軽く鳴らすこともできる。青信号に変わったことに気づかない場合「プッ」と軽く鳴らす。(それでもムッとされることもあるが) 危険が近づいたら「ブッブッブー」と激しく鳴らす。マナーが悪い車も然りだ。
このクラクションが道路の運転マナーが良くなっていくものと思っている。
(勿論、鳴らす相手に気をつけるのは言うまでもない)