横プントフィアット・プント・カブリオというオープンカーに、7年以上乗っている。以前はこれのホームページも作っていたけれど、今年の2月に閉鎖した。
もう少しでこの車ともお別れになってしまうので、以前作ったホームページのコンテンツの一部を再掲することにした。オープンカーを検討している方に少しでも役に立てれば幸いだ。

1.オープンカーの喜び
 オープンカーの喜びについては、既に色々なところで言われている所でもありますが、乗ってみないとわからない部分も大いにあると思います。
 まずは、子供の頃にジェットコースターあるいは滑り台に乗ったようなスピード感と喜びが得られること。次に、周りの風景が自分の感覚に鮮烈に飛び込んでくること。これは視覚以外にも、ダイレクトに風を受けることと、音が耳に飛び込んでくる事が大きいような気がします。当然走っている時は前を向いているのですが、全身の神経を開いて風景を感じようとする。そういう感覚になります。そして、それらがクルマを運転する楽しみを何十倍、何百倍にも増幅させてくれます。
 信号待ちや渋滞も、上空を見上げればキレイな青空や星空が見えます。走行中もバックミラーに映る全開の視界。そして全方位から飛び込んでくる景色。
 これらの風景を共有することがオープンカーの喜びだと思います。

屋根オープン車内から青空車内から








2.実用性
 問題はやはり実用性です。問題になるところは、
・室内が狭い
・ドア数が2ドア
・トランクなど荷室が狭い
・ルーフラックの取り付けが出来ない
・雨漏りがする
・リヤウインドウが貧弱
・音がうるさい
 ・・・・こんなところでしょうか。
 室内については、広さを求めると確かに辛いところがあります。特に2座のオープンカーは狭い。ただ、オープンカーでなくても2座の車は狭いですね。同様に4座のオープンカーは意外と広さがあります。punto cabrioも大人4人が乗車できます。(ホントです!) 写真の運転席のポジションはいつものポジションです。ご覧の通り、足元も少し余裕があります。

車内2車内1








 問題は荷室の方です。特に、puntoのトランクは電動ルーフの所為でスペースがかなり犠牲になっています。普通の旅行カバンなら4つ入りますが、厚みがあるミカン箱状の荷物は入りません。また、ルーフに何か付けることができませんので、長尺物を積むことができません。
 しかし、2人乗車で使うことを考えると、後席を荷物置き場にできます。2人のキャンプ道具くらいは充分積むことができます。またpunto cabrioは、トランクスルーがあるので、スキー板くらいのものは室内に積むことができます。幸い近年のトレンドは短いカーヴィングスキーで、現在はいている板も167cmですから楽に積めます。以前使っていた190cm位の板も工夫すれば積むことができましたよ。
 更に言うと、4座のオープンカーは、ピックアップトラック的に使うことができます。以前、折りたたみベッドを運搬することがあったのですが、ルーフをオープンにしたまま、後部座席に荷物(900mm×900mm×200mm位)を積んで帰ってこれました。これも雨が降ったら前席の我々も濡れますが、4座のオープンならではの短距離限定で使える技です。

ベッド積載






 あと、良く言われる雨漏りの問題ですが、初期の頃はほとんどありませんでした。が、数年前に2つ。ひとつは、フロントウインドウとルーフの間から。大雨の時にドアを開け閉めすると、間に溜まった水がポタポタ落ちます。これは最近無くなりました。もうひとつはリアウインドウの付け根がはがれてきた部分から。これもシール材で補修したら無くなりました。ルーフから染みてきたり、フロントガラスとの継ぎ目から漏れてきたりの、致命的な雨漏りは未だありません。
 また、ルーフの内張りもしっかり作られているので、ルーフを閉めている時の居住性は普通の車とほとんど変わりません。ひとつ問題は音です。ミッションがCVTということもあり、走行中の音はうるさいです。ソフトトップでは仕方ないですね。でもカーステが聞こえないレベルではありません。ポピュラーな音楽を掛けながら走れるレベルにあります。
 最後にリアウインドウ。punto cabrioはガラスではないので傷がつきやすい。先日、寒い日の上げ下げで破れました。張り替えもお金が掛かるので透明テープを張って応急処置をしています。これで特に問題はありませんが、リアウインドウはあまりはっきり見えないので、後ろの視認は左右のミラーが重要になります。もちろんリアウインドウはガラスであれば言う事なし。
 安全運転で行きましょう。

左後ろプント






3.オープンカーのススメ
 オープンカーを所有していると、天気が良い時には、ちょっとした理由を見つけて車で出かけたくなります。風を受けてボーッと走っていると、とても良いリフレッシュになります。最初は周りの視線が気になりますが、思っているほど周りは自分のことを見ていないものです。オープンカーを所有する暮らしもなかなか良いものだと常々思います。
 セカンドカーとしてオープンカーを所有できれば最高なんでしょうが、小生を含めてそうも行かない人の方が多いと思います。4座のオープンカーならセカンドカーとしてではなく「一台で全て事足りる車」として使えます。荷物もかなり積むことが出来ます。当然、荷物を積める量はワゴンやミニバンにはかないません。が、もし、大きな車を買って、積む人も積む物も無くて空気を運ぶだけだとしたら…、それなら空気を感じる事が出来る車の方が良いと思いませんか。
 何も積まないで大きな車に乗るのは、時代に逆行している気もします。ただ、小生もいずれは、このpunto君を手放してオープンカー以外の車を買うことになろうと思います。しかし、また歳を重ねた後に、またオープンカーを買うだろうと今から思っています。

2004年2月著
2004年3月14日一部改定
2006年6月18日一部改定にて再掲

桜プント