88a3dc5a.JPG先週のキャンプは、雨模様の天気予報だったので、今はまっている「のだめカンタービレ」の漫画を全巻購入(大人買い)して持参した。勿論、月曜9時からドラマでやっていて、それを見たのがキッカケだ。
だいたい今までは少しでも荷物を減らすことを考えていたのだけれど、漫画を積むスペースくらいはなんとか捻出できるものだ。パンダ君の積載能力の素晴らしさ(笑)。
キャンプは意外にも天候に恵まれ、その間に全巻読むことは出来なかったけど、続きをチビチビ読むのがとても楽しい。

で、この「のだめ」だ。
前半は音楽大学を舞台にした物語だ。私めの姉は音大に通っていたものだから、その雰囲気が良く分かることもあり、スゴくおもしろい。一般家庭から音大に通うことの苦労(金銭的にも価値観的にも)や難しさなどを脇から見てきただけに、そのうえでこのドラマは非常におもしろい。姉と両親に感謝。

ドラマの出演者と漫画のイメージがピッタリというのもあるし、漫画を読んでいるとドラマの情景が浮かんでくる。

主役の、のだめ(野田恵)は、地方出身のダメダメ音大生(ピアノ科)で、私生活はルーズで部屋は片付けられないし、風呂もろくに入らないくらい…。肝心の音楽は、譜面を読むことが出来ない(そんなピアノ科の学生いるか?)。しかし、耳が凄く良く、鍵盤のテクニックもスゴイ。一回聞いた曲は、どんな難曲でもいとも簡単に弾きこなしてしまう(自己流スーパーアレンジ入り)。しかし、なによりその演奏は、聞く人を惹きつける魅力がある…という設定。
そんなのだめが、ピアノ科の超天才の千秋という男性と出会う。千秋はピアノ科でピアノもメチャクチャ上手いくせに指揮者志望、しかも世界で著名の指揮者に弟子として認められている。しかもバイオリンも本職以上に上手く弾ける。そんな千秋がのだめのピアノに惚れ込む…。
そんなストーリーだ。それがコミカルに面白おかしく描かれている。凄く面白い。

ちなみに、クラッシクの人は音符に強いのだけれど、ロック/ポップスの人は音符には弱い。クラッシクの人は譜面を見て「初見」で曲を弾けてしまうが、それはロック/ポップスの人にとっては神業なのだ。しかし逆にロック/ポップスの人は、音を聞いてメロディーを覚えてからコード表でもあれば、それで曲が弾けてしまうけど、クラッシクの人から見ると、どうもそれが理解し難いらしい。
第一、ロック/ポップスの人は譜面を読めない人が多い。だのに楽器を弾いているというのが理解し難いらしい。
最近はそんな垣根も低くなってきたので、一概にそうは言えないけれど。

そののだめ役の子が主役で出ていた映画が、これまた音楽モノのスウィングガールズ
カミさんがレンタルで借りてきたので、今更ながら、昨晩、牡蠣を食べながら見た。これもナカナカ面白い。特に演奏シーンなんか、手パク(口パクでなくて)にありがちな不自然さが無い。特にドラムなんか叩いている通りに音が出ているじゃないか。スゴイぞ!!
・・・と思ったら、出演者みんな演奏できるらしい。で、過去にライブもやったりしている。スゴイ。このあたりのクオリティーが映画を面白いものにしているのかもしれない。谷啓が音楽教室の先生役で出ているのもご愛嬌だ(笑)。ガチョ〜ンは無かったけど。

そういえば最近キーボード弾いてないな・・・。
・・・と、少し弾いてみたくなったのだった。