January 06, 2008

JR芸備線安芸矢口駅

正面安芸矢口駅はJR西日本の芸備線の駅だ。芸備線の一部が芸備鉄道として開業した当初から駅がある。
場所は広島市安佐北区口田南。広島市が政令指定都市入りを目指すために1973年に合併した地域だ。今でも旧市内の方はこのあたりを広島市内とは「認めたくないものだな・・・」と思っているに違いない。
昔は、このあたりは矢口、もう少し南側は小田と呼ばれており、それを合わせて口田という地名にしたらしい。かつて小田にも駅があったようだが現存しない。
芸備線は備北地区と芸南地区を結ぶローカル線で、起点は伯備線の備中神代駅、終点は広島駅ということになる。かつては長距離準急・急行が走っていたが、現在は広島口の通勤需要が最も多くなっている。
その沿線の中で、最も乗降客が多い駅がこの安芸矢口駅なのだ。


商店駅前広場は狭く乗用車が入るのが精一杯でバスは入れないが、タクシーの待機場所はある。
商店が目の前に営業しているのと、大きな自転車置き場がある。

県道へ200mくらい先には県道38号線が走っている。広島市街から高陽〜白木〜向原経由で三次までの県道で、概ね芸備線と平行して走り、この付近は片側2車線。交通量も多くバスも走る。高陽町の市街地にも近く非常に便利だ。

駅へだが、その県道から安芸矢口駅へのアプローチは情け無いものがある。県道から大田川を渡る安佐大橋への細い道から脇に更に細い道へそれると駅がある。道路上にも駅の標識も無く、地元の人でなければ、駅とは気づかずに通り過ぎてしまうだろう。

マンション駅前にはマンションが並び、建設ラッシュの様相である。ここから広島駅までは、芸備線に乗ってしまえば15分程度。安佐北区というとずいぶんと遠いイメージがあるのだけれど、実は非常に便利な立地なのだ。

バスターミナル駅前広場は狭くバスが入れないが、駅から少し離れた場所にバスターミナルがある。広島駅行きのバスが設定されているが、川内を通って可部線沿い方面を遠回りするので恐ろしく時間がかかる。芸備線なら15分程度で広島駅に着くが、バスだと1時間くらいかかる。

改札口駅舎に入ってみる。改札はicoca対応だが、開閉式のゲートが無い簡易型が2つ。業務委託駅でみどりの窓口があるが、訪れた時は閉まっていた。

時刻表以前は急行みよし号が走っており、この駅は通過した(晩年一部の列車が停車した)が、現在は快速を含む全ての列車がこの駅に停車する。日中は20分ヘッド。朝7時台の上り列車が多く設定されており、8時台は非常に少なくなっている。これはここから15分程度の終点広島駅が市の中心部から少し外れていることが影響しているのかもしれない。

跨線橋駅舎からホームへは、上屋の無い簡易的な跨線橋で渡る。まるで歩道橋のようだ。「鉄」としてはあまり面白く無い類の跨線橋だけど。
これが出来る以前は踏切で渡っていたのだろう。

広島方面跨線橋の上から広島方面を臨む。Y字ポイントの分岐となっており、通過列車も減速を余儀なくされる。といっても既に通過列車は無くなっているが。

ホーム1ホーム2
構内は島式ホーム2線2面+側線。ホームは狭い。非常に狭い。2m50cm程度だろうか。朝のラッシュ時はちょっとしたパニックになりはしないだろうか。

ホーム高さホームの高さは低い。所謂「列車ホーム」だ。キハ40系にしろキハ120系しろステップがあるから何とか乗り降りできるが。こういう「列車ホーム」が都市部でも現役で使用されていると、「鉄」にとっては何だか嬉しいものだが、利用するひとにとってはたまったものではないだろう。早急に要改善だと思う。


構内構内は非常に長い。20m級8両は収納できるホームがある。普段はそんなに長大編成の列車は無いだろうに。蒸機時代の名残だろうか。

遠景跨線橋から遠くを望む。車が走る土手の向こうは大田川が流れており、山陽自動車道が芸備線と大田川を跨ぐ。もうあと数キロ左側に広島インターがあって、その付近は進境著しい緑井・八木地区がある。
山陽自動車道の下には一般道の安佐大橋が大田川を跨いでいる。一応川向こうの川内地区あたりからも「最寄駅」ということになるから、乗降客が多いのも頷ける話ではある。遠くに見える山は阿武山。

阿武山安佐大橋から見る阿武山はナカナカ迫力がある。

川土手先日、備北地区と芸南地区を結んでいた急行みよし号が廃止になり、芸備線も広島の都市近郊輸送へ体系がシフトしているが、実態はまだまだローカル線の様相を残している。しかも沿線で最も乗降客が多い駅がこの有様だ。駅舎が比較的近代的な建物であることは残念だが、いずれ無くなっていくであろうローカル線の風情が、まだ安芸矢口駅にはあった。

kumadays at 22:00│Comments(0)TrackBack(0) 鉄道・鉄道模型 | 訪問・旅行

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