日本三景だし、何より世界遺産登録もされている。その山に登るのだ。今までロープウエイでも登ったことが無かったが、広島市民としては一度は登っておかなければならないだろう。

10:00にJR宮島口駅に集合。「うえの」の穴子飯を買ってザックに詰め込みフェリーに乗り込む。最近穴子が不漁で入手が大変だそうだ。今日は時間が早かったので購入することができたようだ。
フェリーは全国で唯一となったJR連絡線と、松大観光船の2本が通っているが、今回はJRに乗船。

10:10発のフェリーのデッキに乗船。フェリーから広島市内方面を臨む。天気予報は雨っぽかったが、見事にいい天気になった。

段々と厳島神社に近づいてい来る。遠くから見る厳島神社もいい感じなのだ。

15分程度で宮島に到着する。
宮島と言えば鹿だ。鹿の後ろで八重桜がキレイに咲いていた。

汐の関係で鳥居が海水に浸かっている。引き潮だと海底が露出してしまってあまり美しいものではないが、満ち潮だといい感じだ。イヤイヤ海もキレイだ。

角度を変えるとこんな感じ。

神社の方も水がタップリ。

左を見上げると五重塔が。
新緑と遅咲きの桜のコンビネーションがキレイだった。
ここから紅葉谷方面へ向かう。

段々と登っていき紅葉谷へ。
10:40頃。
ここは秋は紅葉で賑わう。紅葉ほどフォトジェニックでは無いのかもしれないが、新緑がとてもキレイであった。

ここでも鹿がお出迎え。
カワイイ。

弥山へはいくつか登山道が開けている。大聖院コースは崩落していて通れないらしい。最もノーマルな紅葉谷コースを行く。

途中、八重桜がキレイに咲いていた。

少し登ったところ。新緑がキレイだ。
いやいやいい時期に来た。

このあたりから段々と石段がキツクなっていく。途中、看板の類も豊富にあるし迷う道ではないが、急な石段はナカナカ堪えるものがある。

12:20頃、ようやく山頂へ到着。いやいや長い道程であった。

山頂には結構スペースがある。登ってきたひととロープウエイで来た人とでは、服装も趣きも違うのですぐに区別がつく。むろんロープウエイで登っても、そこから山頂まで結構距離があるのだが。

山頂にも鹿がいる。食料がいっぱいあるからだろうか・・・。

そしてこの山頂には立派なレストハウスがある。屋上は展望台。下にトイレはあるし、なんとビールやジュース、うどん/おでん/カップラーメンが売っている。
こりゃ手ぶらで来ても大丈夫だ。


とりあえず持ってきたうえのの穴子飯を食べることにした。
いやいやウマイ。冷めてもウマイというか、冷めた時のことを考えて作っているからウマイのだろう。全てが計算されつくしているのか、長年の経験によるものなのか解らないが、弥山に登るのなら絶対にうえのの穴子飯を持って行きたいと思った。
食後はせっかくなので展望台へ。

桟橋方面〜廿日市〜五日市方面を臨む。いやいや絶景だ。

桟橋を望遠で狙う。あそこから登ってきたのだなと思えば、感慨も達成感も深まってくるものだ。

広島市内方面。いや、今日は本当にいい天気だ。

南西方面。
ここは360度の展望だ。日本三景とは、実はここからの多島美の景色を指すとwikipediaに載っていた。いや確かにそうかもしれない。

南東方面にロープウエイの駅が見える。ロープウエイに乗っても、あそこからここまで登って来ないといけない。それなりに大変だろうと思う。

目を凝らすと、遠くに呉の造船所のクレーンが見えたので望遠で狙ってみた。いやいや凄い。
その後、13:50頃まで山頂でまったりしてから下山した。
大元ルートで下山したが、結構な急坂下りで足がガタガタになった。
かなりのトレーニングになったのではないか。足を鍛えることは心肺機能を鍛えることにもなるし。

麓の大元公園にたどり着いた時は15:30を回っていた。大元公園も新緑がキレイだった。ここは桜の名所らしい。

鳥居の向こうに海が見えた時は、少し感動したりもした。

歴史の勉強もしなくては。

その後、紅葉堂で揚げ紅葉を頂き、他諸々立ち食いやらお土産購入やらしながら帰途につくことに。

先ほど満ちていた汐はすっかり引き、鳥居の周りの海底が露出していた。鳥居の内側では潮干狩りは禁止されているが、外側では多くの人々が潮干狩りに勤しんでいた。

もう一度振り返って見ると、弥山がドーンと横たわっていた。
あの山に登ったのだなと思うと、感慨深くなった。
再びフェリーに乗って宮島を後にした。
船に乗って登山というのも天気がよければ非常に気分がいい。
特に弥山は山頂からの景色は抜群だし、山頂にトイレがあって安心だし、コースも日帰りに丁度いいし、かと言って安易な山ではないからいい運動にもなるし。
何しろ、全国区の知名度を持ち、泣く子も黙る広島のシンボル宮島の山なのだ。こんな晴天の中、楽しく登ることができて本当に良かった。
また違う季節にも行ってみたいと思った。
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