
CDの盤の素材の透明性が良いことで音が良いらしい。
先日、とあるフタバ図書に行ったら、普通のCDとSHM-CDの比較視聴が出来るようになっていたので、早速視聴してみた。

最初にSHM-CDの方を聴いた。
その後普通のCDを聴いた。
う〜ん。
悔しいけれど(?)やっぱり違う。
ダイナミックレンジや周波数特性みたいなのは、やはりマスターから来るものだから仕方ないが、SHM-CDの方は、バスドラやハイハット、ギターやベースのアンサンブルの一音一音が耳に突き刺さってくる。早弾きのギターソロは実にカッコいい。
一方普通のCDは、それらが渾然一体となって聞こえてくる。悪く言うとブヨブヨとした団子状態だ。
その後、多分この中で一番何度も聞いているであろう、キッズアーオーライ/フーを聴いた。イントロのジャーンというギターの和音から全然違う。
ビルエヴァンスも聴いた。いや〜、参った参った。
長い間、視聴装置を独占してしまった償いと、SHM-CDにノックアウトされた証に、一枚何かを買うことにした。
迷った挙句・・・、

いやいや、バスドラとベースがビンビン響く。ポールコゾフのギターもやけに鳴く。60年代の音源でも効果があるのだなと思った。
だけど・・・、

で、全く同じCDを2枚(ジャズのピアノトリオだったと思う)用意し、うち1枚だけ塗って、塗ってないものと聞き比べをしたのだ。
確かに音が違った。ひとつひとつの音の表情も分解も、そしてアンサンブルの膨らみも全然違う。
店のスタッフを色々と呼んで来て聴かせた。8割のひとがその差を感じた。面白いことに、違いを全く感じないひとも確実に居たのだが。
このペンはそんなに高いモノではなかった。400円程度かな。なので、お客様に聞かせると飛ぶように売れた。
勿論、私めも買った。家にあるCDに塗りたくった。
・・・ような記憶があったのだが・・・、
探してみると、緑に塗ったCDはそんなに多くなかった。

確かに、音質が向上することは間違い無いが、別にウチで2枚のCDの聴き比べをするわけではないし、そしたらせっかくのCDを汚くしてしまうのもどうか?と思った覚えがある。別にこのペンを塗らなくったって、音楽は聴くことができるわけだから。
オーディオってそんなものだ。
高価なSHM-CDを手にして、そのことを鮮明に思い出し、少しだけ我に返ることができた。
フリーは買っちゃったけど(笑)。
コメント
コメント一覧 (2)
ですね。
そういう事だったんですね緑のペン。なるほど〜
Freeとはなかなか渋い!
Asia GoldでもSHM-CDの威力を
思い知らされましたよ。
ハウ氏のギターがえらくかっこいい
感じでしたからね。おススメです。
(笑)
今思えば、ネタ的に緑色のペンをとっておけばよかったです。サスガにもう捨ててしまいました。
エイジアもあったのですが、以前GOLDを買った後に、更に社用車用に安いベスト(1000円くらいの)を買っているので、今回はサスガに馬鹿らしくなって買うのをやめました。
2枚組とはいえ3500円はイタいです・・・。
コメントする