
残りの2人は次の仕事へ向かう。
最初は車の中で待っててと言われたが、それもかったるい。
どこかバス停か何かで下ろしてもらえれば勝手に帰るけとと申し出たら、地元の取引先の方が連れて行ってくれたのがこの神辺駅。
おお。ナイスだ。
仕事させてもらって、未だ乗っていない区間のローカル線の旅もできる。
心踊りながら車を下りた。

福山から府中までは電化されており、備後地方の「都」である福山への足としてそれなりに本数も多い。
神辺は福山にほどちかい町で、福山市に合併前は深安郡神辺町だった。



井原鉄道は比較的新しい鉄道だ。旧井笠鉄道の路盤も使ったということで鉄道ファンの間では少し話題になっていた記憶がある。

府中方面を望む。
今日はいい天気だな。


保線用のモーターカーが停まっていた。

可部線や芸備線のように20分ヘッドとはいかないが、日中も2本/時間を保っているのは立派だ。

JRに委託しているのかと思ったが、そうはしていない。

ビックリした。1本/時間以上ある。採算は取れているのだろうか。
が、福山への直通は3本/日のみ。もっと増やすことは出来ないのだろうかね。
今走っている気動車を、全て福山まで直通させれば、福山ー神辺間は3本/時間にすることができるし利便性も向上する。
なんてマニアの戯言なのかもしれないが。

殆どの列車はココから発車する。

左は福塩線。右は井原鉄道。渡り線ひとつで乗り入れを行っている状況だ。

福塩線ホームは4両編成を停めるキャパがある。

今はこの上にホームを増設して、その上に橋上駅舎がある。以前の構内はどうだったのだろう。
こういうのを見ると、心の奥底に隠れている「鉄」の血が騒いでしまうのだ。


暫くしたら福山平成大学の送迎バスが到着し、大学生が何人か下りて来た。なるほど、そういう足としての用途もあるのか。



105系の2両編成。
ワンマンカーなので入口は一カ所だ。先頭車両の前側の扉(出口)と、後ろ側の扉(入口)しか開かない。

座席はほぼ埋まっている状況。

とはいえ2両目の客用扉は途中駅では開かないから、2両目に陣取ってしまえば人の出入りも少なく、落ち着いた雰囲気になる。

福山駅は新幹線が出来る時点で高架駅にしてしまった。これは長い目で見たら成功だっただろう。
マニア的には全く面白くないのだが。

府中以遠に行く列車は福山には乗り入れないので府中駅で乗り換えることになる。
とにかく昔は旧型国電が走った福塩線の電化区間に乗る事ができた。
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コメント
コメント一覧 (2)
電車は未だに「顔」に見えますね^^
井原鉄道の気動車の方はいい感じに気の抜けた顔ですが、
福塩線の電車は生真面目な七三分けの会社員みたいな感じですね^^
仰る通りです。私めも顔に見えます。
「七三分けの会社員」なるほどと思いました。
福塩線の105系は、国鉄が赤字真っ盛りの時の顔です。
201系が出た後で、運転席の窓周りをブラックアウトしてますが、車両の性格上貫通路を付ける必要があり、こういう顔になったものと記憶しています。
国鉄ですから「官」を思わせる顔ですかね。
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