db0c77f8.jpg既に報道されているけれど、阪神タイガースの赤星憲広選手が引退を発表した。
赤星選手といえば盗塁だ。381盗塁は日本プロ野球記録15位だが、5年連続盗塁王はセ・リーグ記録だし、言う迄もなく阪神タイガースのチーム記録である。
確かに首を傷めてから、欠場が多くなった。でも、今シーズンも91試合出場で31盗塁もしているのだ。

「走れない選手」ばかりの阪神タイガースにおいて、これだけ走れる赤星は異色でもあった。

赤星憲広、狩野恵輔、金本知憲、田中秀太、関川浩一、久慈照嘉、新庄剛志、亀山努、八木裕、和田豊、大野久、吉竹春樹、岡田彰布、北村照文、キム・アレン、佐野仙好、加藤博一、掛布雅之、真弓明信、島野育夫、中村勝広、ラインバック、藤田平・・・。
私めの記憶が確かなら、リアルタイムに覚えている選手で、1シーズン10盗塁以上した選手だ。

これが20盗塁となると、赤星憲広、大野久、北村照文、キム・アレン、加藤博一、真弓明信だけとなってしまう。

30盗塁となると、赤星憲広、加藤博一だけとなってしまう。

40盗塁となれば、赤星憲広だけとなってしまう。

たったこれだけなのだ。

「真弓明信」は、現監督だ。「加藤博一」は故人(合掌)だ。


赤星と言えばF1セブンだ。当時の阪神タイガースは、投打共に弱く機動力を売り出すしか無い状況で、かつての野村監督が赤星ら俊足選手7人を揃えた。
この中から、藤本はレギュラーになり、沖原だって上坂だってレギュラー争いに参加したが、いずれも10盗塁はしていない。今のチームで俊足とされている鳥谷敬も平野恵一もそうだ。
(平野はオリックスで10盗塁、高波は西武で10盗塁、坪井は日本ハムで13盗塁している)
足は早いけれどいざと言う時に盗塁は出来ないものなのだ。

そんなチーム環境の中で、努力を重ねたのだろうな。

ファンとしては悲しいけれど、9年間というのはあまりにも短いような気もするけれど、小さい体で9年間ずっとチームの先頭に立って走り続けてくれた功績はとても大きいぞ。

ありがとうございました。

ゆっくり休んで下さい。

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