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冬になり、寒くなり、山に雪が降り。
そうなると行きたくなるのが大鬼谷。
そういや昨年は一人で行った。
今年はカミさんもスノーシューをやりたいと言っていたし。
ただ、カミさんは夏以来大鬼谷に行ってないので、大鬼谷のあの寒さに順応できるか不安そう。
しかも私めも足が痛い。
ということで今回は建物泊をすることに。

前日の昼に予約の電話。

「明日からの週末、建物はどれか空いてますか?」
「ええ、どれでも。貸別荘なんて如何ですか?」

まったく。。。

こっちが2人だってことを知っててのこのリアクション。
相変わらずで逆にホッとした。

PICT0052どれでも空いているということならツリーハウス。
荷物を階段で運ばなくてはならないのが唯一の難点なのだが、それさえクリアしてしまえば室内はスクエアで使いやすいし、下にちょっとしたスペースもある。何しろ視線が高くプライベート感もある。

が、この週は月曜に大阪日帰り出張、火曜は飲み会と、週前半の行事がボディーブローのように効いて、土曜日の朝はすっかり寝坊。ああ。
7時過ぎから起きて準備開始。出発は10時半を回ってしまった。ユアーズで不足の食材とビールを買い込み、そのまま広島インター脇のマックで昼飯を調達。とりあえず高速に乗ってから久地PAに停めて食べることに。

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期間限定のテキサスバーガー。
ボリュームタップリで美味しかった。

これを食べている時に、何か忘れ物をしたような気がしてならなかった。
キャンプに行く時にいつも襲われる感覚なのでいつも無視していれば消えるのだが、今日はそれが消えない。
考えた。考えた。

思いだした。

忘れたもの。



ダッチオーブン!
(今回はコンボクッカー)


ああ、これがないと晩飯が食べれないぞ。

しかし今から広島北インターで降りて取りに帰るのは、時間的にも経済的にも効率がよろしくない。

大鬼谷に電話。
鍋のレンタルがあるか、どんな鍋があるか訊いてみた。

あるのは普通のラーメン鍋のようなものだそうだ。

う〜ん。
今日のメニューだと焦げ付いてしまう。

ココは、思いきって古くなって欠けや割れが目立ってきた土鍋を買い替えることにした。

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ジャ〜ン。
庄原のザ・ビッグで購入。うさぎの絵がカワイイ。

これで安心。
気を取り直して大鬼谷へ向かう。13時頃到着。

PICT0056部屋に荷物を運び込んでお茶して休んでから、今回のメイン目的のスノーシュー。
もう随分前に買ったMSRのデナリ・アッセント。買った当時は定価が少し安かったのと、セールや割引券を使って安く買った覚えがある。
ちなみに大鬼谷にはレンタルのスノーシューもあるから、スノーシューは一度是非試して欲しい。

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雪もパラパラ降っていることだし、とりあえずクローズしているしらかばサイトへ。
普通の靴ならズボズボ埋まってしまうところでも、スノーシューなら入っていくことができる。

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いつもの川の景色。いやあいいですな。

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今年も15番サイトから更に奥に入る。
一昨年はココでアニマルトラッキングを発見したが、今回は発見できなかった。

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どこにカメラを向けてもいい感じ

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山の中、ちょっと高いところからしらかばサイトを臨む。
狸目線かな。
夏は薮で入っていけないところも、雪が降っていればスノーシューで入っていくことができる。

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サイトに下りた。
しらかばサイトだけに白樺がキレイ。雪と白樺って良く合うな。

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チラチラ粉雪が降っていたが、時折青空も出ていた。

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本当にこの雪原を独り占め(2人占め)できるのだ。
いやあ、スノーシュー万歳!

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そのまま林間サイトへ。
林間サイトから芝生サイト側を臨む。

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林間サイトの川。

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水がキレイですわ。

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夕方になってきたのでツリーハウスに戻ることに。
今晩は酔狂なオートキャンプの方は2組。
またテント泊したいなあ・・・。
見ていると羨ましくなって来ますな。

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場内の露天風呂に入ってから風呂上がりの一杯。
ツリーハウスのデッキの上で。
コレがウマいんですわ〜。

PICT0060今日の夕食はコレ。
アンデルセンで売っていたパン鍋フォンデュ。先にトマト鍋を食べてから残り汁にチーズを溶かし込んでチーズフォンデュをするという、欲望の固まりのような鍋。
それならこんな素を買って来なくてもトマト缶で出来そうなもんだけれど、今日はなるべく調理を簡単にすべくアンデルセンで420円也の素を買って来た。

PICT0075こんな感じ。うん。ウマい。
作例からキャベツ→白菜に変更して野菜やキノコを増やした。肉類はソーセージと豚しゃぶ用の肉を入れるレシピになっていたけれど、豚しゃぶ用の肉は持って帰って明日の晩飯にすることにした。パンもいっぱい食べるしね。
コレ、冬のキャンプにオススメかも。
次回はトマト缶から作ろう。

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ジャーン。

ドリアンの「でかミッシュ」。金曜日に堀越まで行って買って来た。焼きたてなのでカット出来ませんと言われて、丸々ひとつ買って持って来た。
これとパン・オ・ショコラも持参。カミさんも大満足。
本当はアンデルセンとしたら、アンデルセンのパンを使って欲しいのだろうけれどね。あ、勿論、アンデルセンのバゲットでも美味しく頂けると思う。

フォンデュにしている写真を撮るのを忘れた。

PICT0078赤ワインもたっぷり頂きました。

実はパン・オ・ショコラに呼ばれて、スコッチ(ボウモア12年)も飲んだりして。

曇っていた空も少し晴れて星がキレイでござんした。
久しぶりに流れ星も見たし。


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朝〜。
ツリーハウスに日が当たるのは11時頃かな。

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本当、こういう何気ない風景が癒されますわ。

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豚肉を持って帰るので、昨晩のウチに保冷剤を外に出しておいた。
見事にカチカチに凍りましたです。高野町はマイナス6.8℃まで下がったよう。
確かに寒かったですわ。
ツリーハウスの中は石油ファンヒーター完備。寝る間は消していたけれど、冬用のシュラフに電気毛布を持ち込んでいたので完璧。

冬とはいえ、我慢大会じゃないのだから、そのあたりは臨機応変に道具を使い分けることが重要なのだと思う。

あと、今回は持っていかなかったが、オススメは湯たんぽ。
ファシーの湯たんぽ(ソフトタイプ)ならそんなに荷物も嵩張らないし。
湯たんぽと冬用シュラフの組み合わせで、雪中テント泊も充分対応できる。
テント泊の場合、なるべく底冷えを防ぐべく、マット類を強化した方がいい。

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今回も重責を果たしたパンダ号。

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ジェットバッグにうっすらと粉雪が。

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朝食(オルビスのプチシリアル)を食べて、
9:00頃から再びスノーシュー!

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せっかくなので滝まで行ってみることにした。
昨年一人で行ってから味をしめたというのもある。
雪中の滝なんて、あまり見れるものでは無いからね。

PICT0100すると、入口にアニマルトラッキング。
狸かね。
狸は良く出るから。

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しらかばサイト付近の川。

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更に奥へ向かっていく。

PICT0102奥に行けば行くほと、アニマルトラッキングだらけ。
これは面白い。

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滝への道も夏姿とはだいぶ景色が違う。

PICT0109これはうさぎだろうね。

大鬼谷では過去に2回うさぎを見た。

所謂「野うさぎ」だ。

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子滝(と勝手に呼んでいる)の滝つぼ。
夏はココで泳ぐと気持ちいい。

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雌滝に近づいてきたら日が差してきた。

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いい感じですな。
日が射して来ると眩しいのでサングラスがあった方がいい。
一方、雪が降っている時は、スキー用のゴーグルがあった方がいいのだが。

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雄滝方面は通行止継続中。

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ようやく予算がついたのか。
今年の夏は大手を振って雄滝の滝壺で泳げそうかな。

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せっかくなので雌滝まで行ってみた。
いやあ、いい感じですな。

昨年も書いたが、途中危険な所があるので、雪崩など滑落のおそれがある時は行かないことだ。

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昨年と同じように、氷の芸術ができていた。

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上に上がって少し休憩。
水筒の中にお湯を仕込んでおけば、あっという間にお茶タイム。

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滝を直接見ることは出来ないが、水音を聴き乍ら佇むのは悪くない。

PICT0133こういう座布団があると、短時間なら雪の上に座ってもお尻が冷たくならない。
好日山荘で安く売っていた。
軽いし、いつもザックに入っている。
持っていると何かと重宝するのだ。

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下山するうちに、谷間にも日が射して来た。
いやあ、いい感じですな。

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うさぎと狸かね。

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遠くの毛無山もキレイに見えた。

PICT014911:00前にツリーハウスに戻って片付け。
帰る前に少しチューブで斜面を滑りおりた。
タップリ雪遊びを堪能した。


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今回は夫婦2人で思いっきり冬の大鬼谷を楽しむ事ができた。

出発時間も遅くなって焚き火をする暇が無かったけれど、あれもこれも欲張っても仕方ないし。
とにかく大鬼谷に行くと、いつも必ず楽しいことが起きる。
今回は特に楽しかったな。

その後、神の瀬の湯でお風呂に入り、りんご畑で昼食を食べてから、羊の赤ちゃんに会うべく、道の駅「ゆめランド布野」へ向かった。

つづく

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