
11月の後半の飛び石で一日休みを取れば4連休になるところ。そういうところは連休を取るべきだと以前から休みを入れておいた。
その時に何をするかは何も決めていなかった。だけどどこにも出かけないのはつまらない。
ということでカミさんと一緒にどこかへ出かけることにした。
広島の時ならば迷わず大鬼谷ということになるのだけれど、コチラではそういう楽園を見つけていない。
というか、そういう楽園は無いのかもしれない。
色々とネットで探してみたら、そんなに遠くない秩父に面白そうな温泉宿があるのを見つけて行ってみることにした。鹿鍋が食べれるとのこと。鹿鍋なんて食べた事ないので、それを楽しみのひとつに出かけた。
パンダ号を転がして数時間。
トップの写真は帰る時に撮ったから晴れているけれど、着いた時はどんより&雨が。

安いプランだったから泊まった所は本館。すなわち最も古い建物。
でも、中はリフォームされていて非常に過ごしやすかった。
まあ、そんな高級旅館というイデタチでは無いけれどね。
そういうモノを望まなければ、充分居心地良かった。
部屋の中にトイレもあるしね。
ただ、建物が古いからか、隣室の音は良く聞こえたけれど。
このあたり、隣室のお客様の質に居心地は依存してしまう。
温泉もとても気持ちよかった。
雨の中の露天風呂(写真なし)。

夕食は囲炉裏(いろり)の前で。
これがこの宿の特色でもあるのだ。
写真は撮らなかったが、風呂上がりの生ビーは最高でした。

これが今晩のコース。
ネットにも書いてあったがボリューム満点。
途中で名物女将が現れて楽しいお話をば。
電気を消して火吹き竹で熾をフーフーやって花火を見せてくれたりサービスも満点。

料理もそれなりに、いや、充分美味しかったと思う。

鶏肉の辣油ソース焼き。

チーズおこわトマト茶碗蒸。

そして、囲炉裏でいわなの塩焼き。
いいですな〜。
囲炉裏があるのなら、こういうのを食べたいなと思うコチラの期待を裏切らない一品。

ガブリといきましたよ。

そして、どうせならということで竹酒。
竹の筒でお燗をするのだ。
灰の下の熾で竹も少し焦げる。

いやあ、いいですな。

そしてそして、メインの鹿鍋。
もう既に結構お腹いっぱいなんですけれど。

田舎っぽくていいです。
鹿肉は嫌な臭みも無く、脂分も無く、肉質も細かく、とても美味しかった。
ジビエですな。

最後は雑炊に。もう腹パンパンですわ。

こんな幕の舞台があったり、

こんな設備があるのはご愛嬌。
逆に言うと、こんな宴会場に囲炉裏があるのが面白い。
ヨッパラッて囲炉裏に足突っ込んで「アッチャッチャ」する人も過去には居たのではないかと妄想すると更に面白い。

最後はこの上で餅を焼いて終わり。
この餅は食べきれなかったので、次の日に頂きました。
杵で搗いたお餅でとても美味しかった。

ジャーン。これが朝飯。

鮭も陶板焼きに。

味噌汁のお椀が特大なんです。

でも、きのこタップリで全部食べてしまうんです。

こんな中庭があって鯉が泳いでいた。

本館の様子。

ここは昔からあった武家屋敷を改装して増築したらしい。
我々が泊まったのはこの2階にあたる。

客室はキレイにリフォームされているが、一階は当時の面影を残していて、刀なんかも飾ってあった。


こういう古いお屋敷の真っすぐな階段を見ると、ドリフのこのコントを思いだす。
そんな人は私めだけかな。
ちょっと長いけれど抱腹絶倒間違い無し。
↓↓↓

帰りは紅葉ドライブ。

終盤だったけれどキレイだった。

本当は画像処理やらレタッチやら掛けると、もっと赤みが出るのだけれど、ココはあえてそういうことをしなかった。

やっぱ一眼っていいのかな。


帰りは秩父錦の酒蔵見学コースを見て帰った。
人が少なかったからか、多分役職付きと思われる男性の方が付きっきりで説明してくれた。
なかなかいい一泊旅行だった。
「赤谷温泉 小鹿荘」
埼玉県秩父郡小鹿野町三山243
TEL 0494-75-0210
コメント
コメント一覧 (2)
うちは奥さんが獣肉大好きなので(笑)、鹿鍋はウケそうです。
私的にも宿の外観はこういう感じのが好きですよ。
いつもありがとうございます。
確かに秩父は西武沿線じゃないと、ナカナカ縁が無い場所ですよね。
ココは秩父から少し奥まった、本当に何にも無いところにポツンと宿があります。
鹿の他にも猪もあるようで。
他の料理も美味しかったですよ〜。
鍋が無くても充分に楽しめます。
それに内容からして価格も安いと思います。
豪華絢爛であるとか、絶景であるとか、あるいは奇をてらった何かを望まなければ、非常にお勧めの宿ではないかと思います。
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