以前、このネタはチロッとツイッターにも書いたけれど。

新井選手会長の訴えが届いたのか、セ・リーグの開幕が4日間だけ延期となったようだ。3月25日が3月29日となった。先にパ・リーグは開幕を4月12日に延期していたのだが、セ・リーグだけは開幕を延期しない方向だった。それが少しだけは延期されたという。

今日は3月21日。震災から10日。被災地はもとより、その周辺でもまだまだ混乱は続いている。いくらなんでも3月25日にプロ野球開幕なんて無理でしょ。

先週は通勤すらままならない状態が続いた。福島原発他いくつかの発電所が動いていない。すなわち電気が足らないから電車がマトモに動かないのだ。一部の地域では計画停電により道路の信号機も消え、死亡事故が起こったところさえある。これがエアコンがフル稼働する真夏だったらと考えると恐ろしい。

電車が動かないとか、電気が来ないとか、ガソリンが買えないとか。これだけ多くの人が影響を受けるというのは、これまで無かったことだろう。

そんな状況でナイター開催は無理でしょ。

ナイター設備の節電をしたら、今度は選手のプレーに影響するだろうし、いくら節電したって大量の電力を消費することには変わりない。それに、誰しもプロ野球に興味があるわけではなく、ましてや国技でもない。ナイター設備の為に停電を余儀なくされていると考える人もいるだろう。テレビなどの調査でも多くの人が反対と言っているが、その通りだと思う。

最低でも、パ・リーグと一緒でいい。
いっそのこと、4月末、すなわちGW開幕でもいいのではないか。

それまでは、週末の明るいうちに午前午後のダブルヘッダーでチャリティー試合を行うとか。楽天ー読売戦とかね。地方の方は読売好きだから。

確かに、こんな状況であっても、被災者の方々に、当然我々にも、楽しみはあってもいい。むしろ必要だと思う。でも、プロ野球はもう少し先でもいいのではないかと思う。

本来、野球は、グランドとボールとバットとグローブ等の道具があれば出来るスポーツなのだけれど、現在のプロ野球は電気がなくてはやっていけないのだ。
まだ電気無しでできればいい。太陽の下で手書きのスコアボードであればいいのだが、そのような球場はスタンドが貧弱で観客を集めることが出来ないだろうし。

本当は、そんなとき相撲がいいのだろう。あれは土俵と力士と行司がいれば相撲になる。でも、あっちはあっちで難しいのだろうな。

プロ野球選手会は、3月29日開幕となったとしても、ボイコットをしない方向でいるらしい。ファンが悲しむからだそうだ。なんと健気な。

もし、3月29日に開幕するような事態になってしまったら、選手に罵声を浴びせる人もいるのだろうな。でも、選手達は開幕を遅らせるよう努力したのだから。悪いのは選手ではない。

ちょっと話が早過ぎたかな。