
昨晩放送していた秘密のケンミンSHOWというテレビ番組でやっていたウニホーレン。その番組によると広島市周辺に住む人はウニホーレンが大好きだという。
いやいや昨年の3月末まで広島市民だった私めはウニホーレンなるものを食べた事がない。そりゃ広島市民って言ったって住んでいたのは所謂「旧市内」では無いのだけれど、職場は広島市の中心地だったから毎日通勤していたし。
第一「うに」って広島では獲れんしね。
テレビで見たら、市内中心部の鉄板焼きの店で出しているメニューらしい。しかもほうれん草のバター炒めの上に「うに」をドカンと載せただけ。これなら家でも出来る。
と思ったら、どうしてもやってみたくなったのだ。
その時のプレゼンテイターはあのボクシング元世界チャンピオンの竹原氏だった。某テレビ番組での印象が強いけれど、思いだせばかつて竹原氏と「とあるラーメン屋さん」で一緒になったことがある。このエピソードから竹原氏のことを割と好意的に見ていたこともある。
なので、スーパーでウニを買って来た。
ちょっと高級めのスーパー(広島で言うとアバンセの劣化版と言った感じ)で、カナダ産の「うに」が広告の品として売っていた。広告の品とはいえ780円した。その中で新しそうなものを選んで買ってきた。
ホーレン草は、最初に行ったスーパーで有機栽培の一束168円の中で、ちょっと古そうな20%引きのを買ってきた。
実は、最初に行ったスーパーでは「うに」が売っていなかったのと、普通の98円のほうれん草が売り切れていたので、「もしかしたら皆して昨晩のテレビを見てからウニホーレンを作ろうとして売り切れているのではないか」と邪推したけれど、そう言う訳では無かったようだ。ちょっと高級めのスーパーでは、「うに」も「ほうれん草」も、いくつも売れ残っていた。
更に、家に帰って来たらバターが無いことが発覚。近くのコンビニには無かったけれど、薬局(広島で言うとウオンツのようなところ)には雪印バターと森永バターが置いてあった。ココは実績と信頼の雪印バターを選択。

ほうれん草をバターで炒めて、その上にウニを載せるだけ。
今日は他にも鉄板焼きにしようということで、カセットコンロ+コンボクッカーの蓋の裏で鉄板焼きだったし、ほうれん草のバター炒めは簡単に出来上がり。
正直言って最初のひと口は微妙だった。
「うに」+「ほうれん草」の相乗効果、すなわち1+1=2+αがあるわけではなく、しかも1+1=2でもなく、口の中で1と1が別にやってくる感覚。とても微妙だった。

が、こうやってグチャグチャにしたらば、「うに」のコクが出て美味しくなった。あくまでウニが主役ではなくて、ほうれん草炒めの味付けに「うに」を使っているという贅沢料理なのだ。
なるほど、これは一皿置いておけば長持ちするおつまみになるな。高価格もあってオイソレと手を出しづらいところもあるのかもしれない。
しかし「うに」の料理としてみたらどうだろうか。コクは前面に出るけれど、あの「うに」の磯っぽい風味は消されてしまうような気がするのだ。番組中でみのもんたも「ビール〜」と叫んでいたように、本来「うに」って日本酒が合うような気がするのだが、確かにウニホーレンを食べたら、高級な「うに」が、ビールに合うようなB級おつまみに成り下がってしまったような気がするのだ。もしかしたら、今回の「うに」がスーパーの安物だからだろうか。もっと質がいい「うに」を使えば、また印象が変わったのだろうか。それとも、もしかしたら「うに」の絶対量が少なかったのだろうか。
考えてみると、寿司屋や居酒屋などで、在庫を抱えてしまった「うに」の消費法としては優秀な料理なのかもしれない思う。ただ、鉄板焼/お好み屋/居酒屋で出すには1000円超のメニューになるだろうし、家でやろうにも1000円程度の出費は避けられない。同じお金を出すのなら、牛肉とかまぐろとか、それこそカニとか鰻とか、そういう選択肢だってあるような気もするのだ。
果たして、そこまで出費するに値する料理なのだろうか。
ただ、ほうれん草の調味料として考えたら、このコクは「うに」以外にはナカナカ出せないだろう。
そう考えたら、どうしても「ウニホーレン」が食べたい方は、これに大枚叩く理由も解らないでもない。
色々と考えさせられたからゴチャゴチャ書いたけれども、値札を思いださなければ素直に美味しいと思いました。
以上
コメント
コメント一覧 (6)
やりましたか!
ウニホーレン、食べたことありません。
ちょうど、私もケンミンショーも見てました。
次の日は職場でも知ってる人はいませんでした。。。(^^ゞ
多分、混ぜて食べると濃厚な味がするんでしょうか?
ウニソースクリームパスタのような・・・
そそ、ヒゲのビアグラス、凸のがやられたんですね。
この前、作るように命令しておきました(笑)
いつになることやら・・・
こんばんは。お久しぶりです。
ウニホーレン、やってみました。
聞いた事も食べた事も無かったので。どうやら寿司屋とか高級気味の鉄板焼き屋で出していたのでは無いかと思います。ツイッターとかでも知らない/聞いた事無いという意見が大半で。
味は、そんな感じです。磯の香りが消えてしまって、生のウニを使う理由に乏しい。もしかしたら、もっと山盛りウニを載せるべきだったのかもしれません。でも、それは経済的にも難しいですしね。
ビアグラス、継げるかもしれないと思い、一応とってあります。
でも、新しいのも興味あります。ありがとうございます。
ヒゲさんの凸ビアグラスは薄いし絶品ですよ。
おひさしぶりですー。
竹原さんが出演された回のケンミンSHOW、見逃したー!
けど、CMではちょこっと見ました。
あるものにあるものを乗っけて、みたいなCMじゃったと思うんじゃけど、
すぐにウニホーレンじゃゆうてわかりました。
見逃したのが悔しくって、ちょいと前に検索してみたら、
広島県人じゃけどウニホーレンなんて食べたことも聞いたこともない、ゆう意見が多くてびっくりしました。
わし、ウニホーレン大好きじゃけメニューにあったら必ず頼むよ。
大枚叩いてでも食べたいくらい好き。わしの母もウニホーレン大好物よ。
ほいじゃが多分、ホウレンソウよりクレソンのほうが先じゃったんじゃないかね?
ウニクレソンもおいしいよ。
今度はクレソンで試してみてー!
ただ、ウニをホウレンソウの上に乗っけるだけじゃなく、
ウニも一緒に軽く炒めるんじゃと思う。多分。きっと。
(自信がない・・・。)
お久しぶりです。
東京に越して1年半が経過いたしました。
コメント遅くなって申し訳ありません。
この回のケンミンSHOWはたまたま見てました。
竹原さんがウニホーレンを紹介した途端に、ツイッターのTLに「そんなもん知らん」「食べたことない」などがズラリ並んで可笑しかったのです。
おかげさまで弊ブログにも検索してお越し頂く方が大勢いらっしゃって、アクセス数が増加しておりました。
番組中でも、広島市中心部の鉄板焼き屋さんで提供されているメニューとのことで。鉄板焼きといえば全日空ホテルの前を通り過ぎる度に、隣の高級鉄板焼きの店のメニューを眺め、コレは別世界のモノなんだと思った覚えがあって、そんな高級店で出しているものなのだろうと結論づけていましたが。すぱなさんのコメントを読んでいたら、そんなことも無さそうですね。
ウニクレソンもツイッターのTLで流れてました。クレソンよりもホーレンソウの方が入手しやすいですし安いですしね。クレソンはバターでなくオリーブオイルらしいですね。やってみたいですがウニが高価なウチはおいそれと出来ません・・・。
ウニを炒めるか否かですが、その番組では、ウニは乗っけるだけに見えました。もっと量があったような。後から混ぜ混ぜしたらいい感じになりましたが、分離したままだと微妙でした。
いつもブログを楽しく拝見させて頂いております。
自分もあの番組みてましたが、うにホーレンって、広島に30年住んでた自分も流行ってるってしらないです。
唯一、食べたことがあるのが、広島の伝説の鉄板焼き屋さんでうにクレソンという名物メニューを食べたことがあります。
たぶん、そのメニューをみんな真似したのだと思います。それはめちゃめちゃ美味しかったです。
ほかのお店は、手に入りやすいホーレン草で代替したんだと理解してます。
ほとんどの広島県民は、普通にお好み焼きしか食べてないとおもいますよ。
コメントありがとうございます。
ウニホーレン、色々賛否両論でしたね。
私めは広島時代にウニホーレンもウニクレソンも食べた事はありません。ただ、安佐南区山本というか、武田山へのアプローチ道路で元気なクレソンがいっぱい栽培されていたのを思い出しました。なので、いつかウニクレソンも作ってみたいのですが、ウニは高いしナカナカ手が出ませんね。
お好み食べる前のアテ用にはアクセントとして良いかもしれませんが、値段が心配です(笑)。
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