IMG_4140
昨晩放送していた秘密のケンミンSHOWというテレビ番組でやっていたウニホーレン。その番組によると広島市周辺に住む人はウニホーレンが大好きだという。
いやいや昨年の3月末まで広島市民だった私めはウニホーレンなるものを食べた事がない。そりゃ広島市民って言ったって住んでいたのは所謂「旧市内」では無いのだけれど、職場は広島市の中心地だったから毎日通勤していたし。
第一「うに」って広島では獲れんしね。
テレビで見たら、市内中心部の鉄板焼きの店で出しているメニューらしい。しかもほうれん草のバター炒めの上に「うに」をドカンと載せただけ。これなら家でも出来る。

と思ったら、どうしてもやってみたくなったのだ。

その時のプレゼンテイターはあのボクシング元世界チャンピオンの竹原氏だった。某テレビ番組での印象が強いけれど、思いだせばかつて竹原氏と「とあるラーメン屋さん」で一緒になったことがある。このエピソードから竹原氏のことを割と好意的に見ていたこともある。

なので、スーパーでウニを買って来た。

ちょっと高級めのスーパー(広島で言うとアバンセの劣化版と言った感じ)で、カナダ産の「うに」が広告の品として売っていた。広告の品とはいえ780円した。その中で新しそうなものを選んで買ってきた。
ホーレン草は、最初に行ったスーパーで有機栽培の一束168円の中で、ちょっと古そうな20%引きのを買ってきた。
実は、最初に行ったスーパーでは「うに」が売っていなかったのと、普通の98円のほうれん草が売り切れていたので、「もしかしたら皆して昨晩のテレビを見てからウニホーレンを作ろうとして売り切れているのではないか」と邪推したけれど、そう言う訳では無かったようだ。ちょっと高級めのスーパーでは、「うに」も「ほうれん草」も、いくつも売れ残っていた。

更に、家に帰って来たらバターが無いことが発覚。近くのコンビニには無かったけれど、薬局(広島で言うとウオンツのようなところ)には雪印バターと森永バターが置いてあった。ココは実績と信頼の雪印バターを選択。

IMG_4142
ほうれん草をバターで炒めて、その上にウニを載せるだけ。
今日は他にも鉄板焼きにしようということで、カセットコンロ+コンボクッカーの蓋の裏で鉄板焼きだったし、ほうれん草のバター炒めは簡単に出来上がり。
正直言って最初のひと口は微妙だった。
「うに」+「ほうれん草」の相乗効果、すなわち1+1=2+αがあるわけではなく、しかも1+1=2でもなく、口の中で1と1が別にやってくる感覚。とても微妙だった。

IMG_4144
が、こうやってグチャグチャにしたらば、「うに」のコクが出て美味しくなった。あくまでウニが主役ではなくて、ほうれん草炒めの味付けに「うに」を使っているという贅沢料理なのだ。

なるほど、これは一皿置いておけば長持ちするおつまみになるな。高価格もあってオイソレと手を出しづらいところもあるのかもしれない。

しかし「うに」の料理としてみたらどうだろうか。コクは前面に出るけれど、あの「うに」の磯っぽい風味は消されてしまうような気がするのだ。番組中でみのもんたも「ビール〜」と叫んでいたように、本来「うに」って日本酒が合うような気がするのだが、確かにウニホーレンを食べたら、高級な「うに」が、ビールに合うようなB級おつまみに成り下がってしまったような気がするのだ。もしかしたら、今回の「うに」がスーパーの安物だからだろうか。もっと質がいい「うに」を使えば、また印象が変わったのだろうか。それとも、もしかしたら「うに」の絶対量が少なかったのだろうか。

考えてみると、寿司屋や居酒屋などで、在庫を抱えてしまった「うに」の消費法としては優秀な料理なのかもしれない思う。ただ、鉄板焼/お好み屋/居酒屋で出すには1000円超のメニューになるだろうし、家でやろうにも1000円程度の出費は避けられない。同じお金を出すのなら、牛肉とかまぐろとか、それこそカニとか鰻とか、そういう選択肢だってあるような気もするのだ。
果たして、そこまで出費するに値する料理なのだろうか。

ただ、ほうれん草の調味料として考えたら、このコクは「うに」以外にはナカナカ出せないだろう。
そう考えたら、どうしても「ウニホーレン」が食べたい方は、これに大枚叩く理由も解らないでもない。

色々と考えさせられたからゴチャゴチャ書いたけれども、値札を思いださなければ素直に美味しいと思いました。

以上