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クイーンのドラマー、ロジャー・テイラーのソロアルバムが先日発売された。実は輸入盤は11月に出ていたのだが国内盤の発売を待った。若い頃なら待ちきれずに輸入盤も国内盤も両方購入していただろう。今回は輸入盤と国内盤は内容も変わらないしねまあ、歳をとるにつれ日々の忙しさにまみれて待つ術を覚えたのかもしれない。
ちなみに輸入盤のみだけど、「the lot」というかつてのソロアルバムを一挙にまとめたセットも発売されたが、前述の通り殆どの音源を既に持っているので興味が涌かなかった。

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国内盤といえばこの帯。昔はウザかったけれども、今は日本語で必要な情報が書いてあるから有り難いね。

今回のアルバム、純然たるソロアルバムとしては5枚目。そして、ソロプロジェクトである「ザ・クロス」の3枚を入れたら8枚目ということになる。これはバンドの一(いち)ドラマーとしては非常に多い数字でもあるし、クイーンの他のメンバーと比べても多い。(フレディは純然たるソロが1枚、モンセラート・カバリエとのプロジェクトが1枚、計2枚。ブライアンは純然たるソロが2枚、ライブアルバムが1枚、ミニアルバムが1枚、計4枚。)
元々ドラムの他にボーカルに自信があり、ギターもプレイでき、シンセなど電子楽器も使えるとなれば、他のミュージシャンの手を借りずに作業が進められるし、ソロアルバムを出すのも容易いだろう。確かに初期はロジャー独り舞台に近いソロアルバムもあったし、
ただ、前述の記事にも書いたけど、ロジャーはクイーンには無くてはならない存在であるのは間違いない。しかし、こと作曲能力では、特にメロディメーカーとしては他の3人ほど才能に恵まれていたわけではなく、ロジャーが作る曲はどうしてもワンパターンになりがちである。勿論ファンとしては、それすらも微笑ましいのだけど。

今回の「ファン・オン・アース」も、そのワンパターンが炸裂している。けど歳を重ねて来たからか曲のまとまりは良くなっている。それに、これまでは電気仕掛けの音が多かったのが、幾分かアコスティックな音になっている。歌もいい感じに枯れて円熟した感じだ。お馴染み「セイ・イッツ・ノー・トゥルー」や、QPRのアルバムに入っていた「スモール」も収録されている。他はこのアルバムの為の書き下ろしと思われる。バラード調の曲が多いが、元気なロックンロール調の曲もある。そしてラストの曲のタイトルは「スマイル」だ。クイーン結成の前にブライアン・メイとティム・スタッフェルと3人で結成されたスマイル。プロデビューを果たすも成功は得られなかったスマイルだ。なんか感慨深くなった。

ブライアンが来年70歳になるが、ロジャーも来年は68歳だ。
元気だな。ホント。

これからも素晴らしい音楽をファンに届けて下さい。