夏休み、カミさんは忙しい。
なので、悪いけれど協議の上、8/12〜14に一人で山+キャンプへ二泊三日で行くことにした。
そしたら暑い夏に標高の高い山に行くのは正解だろうとネットで色々と探して。
最も簡単に3000m級に手が届く乗鞍へ行くことにした。
本当は初日はノンビリと設営だけにしようと思ったのだけれども、天気予報を見たら初日が最も天気が良さそうで2日目は雨の可能性が高い。なので初日の設営前に乗鞍岳に行くことにした。
朝4時過ぎに都内の家を出て中央道をひた走る。とにかく早く中央道が渋滞する前に均一区間や小仏峠などの渋滞ポイントを抜けなくてはならない。
途中、双葉SAまでノンストップ。6時には到着。
実は途中いくつかPAに寄ったのだが、どこも満車だったのと早朝だからか飲食店が営業していなかった。
それと、皆、空いている深夜〜早朝に渋滞ポイントを抜けてPAやSAで仮眠というパターンの方が多いのだろう。なので駐車場もナカナカ回転しない。お盆期間中はトイレに行くのも一苦労というわけだ。
SAの飲食店は営業している。駐車場にも幸運なことに停める事が出来た。
コチラで朝食。とろろそば。
食後のコーヒー。
この「コーヒールンバ」が流れる販売機のコーヒーが好きだ。券売機の中でドリップしている様子をリアルタイム動画で映してくれる。
出発は6:30頃になってしまった。滞在時間30分。やはり時間ロスを考えたら、おにぎり持参で車内でおにぎりを食べることを考えた方がいいな。
松本インターを下りて野麦街道へ。流れは良くない。
途中コンビニで買い忘れた電池などを購入。久しぶりのキャンプだしね。
上高地へ行く道から分かれて乗鞍方面へ。
乗鞍岳が見えて来た。
8:40頃に乗鞍観光センターの駐車場へ到着。
簡単に身支度をして観光センターへ向かう。
観光センター。
コチラでトイレを済ませる。
初めて来る所なので地図を見てもピンと来ないがとりあえず撮っておく。
なんとか9時のバスに乗れそうだ。
良かった。
自分が乗ったバスは5号車。
ちなみに列に並んで待っている時、自分の直前で4号車が締め切られたので5号車の列の先頭だった。
なので遠慮なく最前列に座る。
いざ出発。畳平までは50分の旅。標高差1500mを一気に登る。
途中9:30頃、下りのバスと離合する。
この区間は上高地と同様にマイカー規制となっており、殆どがバスと自転車が通る道となっている。
だいぶ標高が上がって来ると森林限界を超えて雪渓が見えて来る。
大雪渓。スキーやスノーボードを楽しむ方もいらっしゃる。もちろん自力で登らなくてはならないが。
いよいよラストスパート。
畳平が見えて来た。
畳平へ到着。少し遅れて丁度10:00くらい。
いやあおつかれさまでした。
この時点で標高2,702mだ。日本では自動車で来れる最高地点らしい。
いやあ、とにかく寒い。バスに乗る前の観光センターで長袖のシャツに着替えたのだが、長袖のシャツ一枚では間違い無く寒い。フリースまでは要らないかもしれないがソフトシェルくらいあってもいい。下半身にサポートタイツを仕込んで、上半身にはレインウエアをウインドブレーカー代わりに着込んだ。
実は、こういうバタバタしている時間が重要なのであって。今回のようにバスで急に高い標高の所に来てしまうと、高い標高に身体が順応できずに高山病に掛かるケースもある。現に何人か苦しそうにされている方もお見かけした。なのでバスを下りたら少し畳平で休憩したりお花畑でノンビリしたりしてから登るのが正解なのだ。
その一環で周辺の地図を確認する。
なるほどお花畑の方へ下りれば剣が峰へ行けるのだな。
お花畑方面。
木道があって巡ることが出来るが、多少ノンビリも出来たし、今日はこのまま剣が峰を目指す。
なかなか雰囲気がある。
いやあ、いいっすね。
高山植物。
途中、池に雪渓が漬かっていた。
すんげえキレイ。
お花畑を過ぎて登山口までアプローチをテクテク歩く。
途中、雨が強く降って来たので、下半身にもレインウエアを纏う。ザックカバーも被せる。
遠くの山もキレイかな。
目指す剣が峰。
10:43。いよいよ登山口へ。
こんなガレ場だ。
普通の運動靴の方もいらっしゃるが、基本的に登山靴/トレッキングシューズは必須だと思う。登りは良くても下りがしんどいのではないか。
後ろを振り返りながら登ると、自分がどれだけ登ってきたのか解る。
11:03。写真では解りづらいが、このあたりから稜線までつづれ織りに登る。結構な急登だ。
上から見たらこんな感じ。
稜線らしきものが見えて来る。
途中にも池があって癒される。
おお、あれが剣が峰か。
ハッキリ見えて来たぞ。
登って来た道程。
さっきの池も角度が変わると見え方も変わる。
11:18、もうひとつのピーク、蚕玉岳に到着。
ココで2,980mだ。
あと一息。
11:31、そしてついに剣が峰へ。
立派な一等三角点。
山頂の神社。
敬虔な気持でお参りした。
いやあ、
もう、
達成感がたまらない。
裏に回ると少しだけスペースがあったので腰掛けることに。
行きのコンビニで買ったおにぎり。
最高に美味しい。
この時ばかりは過剰なアミノ酸が疲れた身体に染み渡る。
この景色を見ながら頂いた。
11:49、下山は茶店ルートで。
下りも楽しい。
登山靴で良かった。
登山口の小屋も近くなってきた。
12:18。登山口横の山小屋へ。
多くの方がくつろいでいた。
正面から見た所。
少し離れた所に公衆トイレもある。
高山植物に癒されるけど、
結構風が吹いているので撮影が難しい。
いいですな。
雨も上がったので下半身のレインウエアを脱ぐ。
さてと13:05のバスに乗れるかな。
大雪渓が見える。
スキーを楽しむ方の姿が。
デジカメ最大望遠で狙ってみた。
よっ。
見事な滑りっぷりでした。
色々な花が、
たくましく、
咲いていて、
癒されます。
晴れ間が出て来るとキレイですな。
先ほどの雪渓+池。
本当に幻想的ですな。
最大望遠で。
水もキレイです。
畳平とお花畑。
帰りはお花畑経由でなくて鶴ヶ池経由で。結構時間が掛かった。
12:58。公衆トイレに行ってから、なんとか13:05のバスの列につくことが出来た。
帰りのバスも複数台だ。
14:00過ぎには観光センターへ到着。
いやあおつかれさまでした。
この後、観光センター近くの湯けむり館で温泉に入った。地元で経営している源泉掛け流しの温泉なのだ。白濁していて天気が良ければ乗鞍岳を見ることが出来る。先ほど登った山を見ながらの露天風呂は最高であった。
温泉を出てからキャンプ場へ向かった。
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3000m級とはいえ、2700mくらいまではバスで行けるし、日本で最もお手軽な3,000m級の山岳なのだけれども、上高地とは違った神々しさもあるし、また行きたいと思った。今度はピーカンに晴れるといいな。
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