9月後半から仕事も忙しくなり、休日出勤もしたので、10月15日にその代休を頂くことにした。天気は快晴。ということで以前から行ってみたいと思っていた谷川岳に行くことにした。平日ならば空いているだろう。
早朝の東京駅。
平日とはいえまだ静かな時間帯。
6:08発の上越新幹線で高崎まで。
東京駅からなら始発だし自由席で座れる。
高崎から上越線。7:10発。
懐かしの湘南色115系だ。
いやあ、いいっすね。
かつては全く有り難みを感じなかったが、今となってはとても有り難い。
8:14着。水上駅で下車。
そこからはバス。
なんと満席で座れない。
30分弱バスに揺られて、8:50にはロープウェイのチケットをゲット。
列につく。
平日とはいえナカナカの人気なのだ。
ロープウェイ土合駅の標高は746m。
丁度9:00にロープウェイに乗り込む。
ロープウェイというかゴンドラというか。
ロープウェイからの紅葉が素晴らしかった。
天神平駅。標高は1319m。乗車時間約10分で一気に673m稼いでくれる。
いい感じの駅舎。
天神平へは冬にスキーに来た事はあるが、それ以外の季節に来るのは初めてだ。
リフトも1本だけ動いている。
とりあえず展望台方面へ。
キレイな景色だ。
朝日岳方面の山々が見える。
アチラが登山口。リフトに乗らなくても谷川岳方面に行ける。
でもせっかくなのでリフトに乗る事に。
天気もいいしね。
登山の方は片道がオススメとのこと。
要はリフトの降り場からだいぶ下るのだな。帰りは登りとなるから片道がオススメらしい。
下りのリフトも乗ってみたいような気もするけど。
スキーの時とは違って滑らないけど、無難に乗り込むことができる。
いやあ、いいですな。
青いテントの中で写真を撮影していた。
スプラッシュマウンテンの商法か。
紅葉の中に向かって行く。
リフト降り場。
なかなかの眺望だ。
標高1500m。ずいぶん来たぞ。
9:40頃に谷川岳に向けて出発。
なかなかゴツゴツした下りだ。
下を見るとロープウェイ駅が見える。
段々と視線が変わってくる。
ななかまど。
いい感じの縦走路。
それはそんなに長くは続かず、ゴツゴツした道が多い。
コレはしんどいかも。
10:00頃、ロープウェイから直接くる道と合流。
道標。
本当にいい天気だ。
こういう木道が整備されている所もある。
暫くは木道と木の階段が続く。
紅葉まっさかりだ。
目指す山が見えるのはいいこと。
10:30頃、熊穴沢避難小屋に辿り着く。
あまり周囲は広くないし、居心地もよくない。
でも、だいぶ来たぞ。
ココから先は急登が続く。
渋滞も激しくなってくる。
そして森林限界を超えて行く。
だんだんと周囲の山々が見えて来る。
いやあキレイですな。
後ろを振り返ると水上方面かな。
ななかまど。
ず〜っと急登が続く。
しかも太陽がきつく照りつけて来る。
谷川岳は寒いと聞いていたが、寒いどころか今日は暑いかも。
振り返るとゴツゴツ感が良く解って頂けると思う。
初心者向けの山というイメージがあるが、決してそんなことは無い。
11:05頃、天狗のたまり場へ到着。
所々大きな岩があって休憩できる。
だいぶ高くまで来たぞ。
たまに木の階段が整備されている。ありがたい。
まだまだひたすら続く登り。
左に見える万太郎山方面への縦走路。
下を見下ろすとナカナカの迫力だ。
まだまだ登る。
山登りの醍醐味もバッチリ。
しんどいっす。
11:50に肩の小屋に到着。
売店もあった。
小屋の外で少し休憩。
いやあ。いい天気だ。
もうすぐだな。
よし。
あれか?
12:05、トマの耳に到着。
おつかれちゃんでした。
コレは三角点の跡か?
他にそれらしいものは見当たらなかった。
写真に撮ったけど良く読めないや。
コレまでの道程。
左に続く尾根道はロープウェイの下まで続いている。
上級者向けらしい。
そしてあれがもう一つのピークであるオキの耳。
あっちのが若干標高も高いし、ココまで来たら行かなくてはならないだろう。
行きますか。
雄大な景色だ。
途中で振り返ってトマの耳を見ると、思ったより鋭い形状をしていた。
ホント天候に恵まれた。
下を見ると吸い込まれるようだ。
ちなみに谷川岳は遭難された方の人数が郡を抜いて圧倒的に多いそうだ。世界を見渡してみてもコレ程の遭難者を出している山は無く、ギネス認定されているらしい。
それが解るような気がした。
12:25、オキの耳に到着。
おつかれちゃんでした。
昼食(コンビニのおにぎりにサーモスで持っていた生姜湯)を食べながら見た景色。
日差しは暑いが風は冷たい。
色々な場面に対応できる服装が必要かな。
しかし本当に天気がいい。
12:50分頃下り出発。
下りは淡々と。
とはいえゴツゴツした所の下りなナカナカ骨が折れる。
夕日に照らされて紅葉がキレイだ。
ロープウェイ乗り場が見えて来た。
14:45頃に天神平に到着。
もうすぐ陽が沈むところだった。
下りロープウェイ。やはり紅葉がキレイだった。
この先は16:00発のバスに乗って上毛高原駅へ。
上毛高原駅16:50着の筈が数分早く着いたので、小走りで16:53発の新幹線に飛び乗った。
確かに天候にも紅葉にも恵まれた登山だったけれども、あまりにも揃いすぎていたからか、それともこれまでの仕事の疲れが残っていたからか、達成感というか気持良さをあまり感じなかった。
それに道程も思ったより厳しかった。山の本には結構万人向けとか初心者向けの山として紹介されていることもあるけれども、今日も団体さんの一部が途中でリタイアしたり、夫婦で来られて動けなくなった奥様の姿などを見かけることもあった。若くて体力があればいいが、そうでなければ決して楽なものではない。
それに忘れてはならないのは、過去の遭難者の多さだ。その殆どがもっとハードなロッククライミングや登山道以外の所での遭難だとは思うけれども、その登山道も一歩道を踏み外せば危険な断崖絶壁が待っている。
谷川岳をナメてはいけない。
そう思った。
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