乗鞍高原一の瀬キャンプ場に来ている中で、唯一天気がよさげな日があった。それが2017年8月17日。
いつものように普通に乗鞍岳に登るのも芸が無いし、せっかくなのでご来光バスに乗って登山することにした。
ご来光バスは3:40発。色々あって出遅れてギリギリの時間になってしまった。バスは結構混んでいて前の方の通路側に頭を下げて座らせてもらった。いい席に座りたければ早めに来ることだ。
4:28。バスは駐車場までは行かずに県境近くの「県境ゲート」に停まる。いやココでも充分いいんじゃ無いかと思うのだが、皆さん更に上を目指すようなので一緒に上がる。
目標としては大黒岳と富士見岳と二手に分かれるのだが、この後剣ヶ峰へ行くのならば富士見岳が近いと思い富士見岳へ登った。
畳平の駐車場方面が見える。
しかし寒い。これは一桁の前半の気温では無いか。ソフトシェル+中綿でも厳しい。雨具を羽織った。
4:45。富士見岳へ。向こうに剣ヶ峰も見える。
ノンビリ登ったから先客の方々も多いのだけれど、なんとかそれらしい場所を陣取って座った。
畳平方面もよく見えるようになってきた。
5:00すぎて段々と明るくなってきた。
畳平〜お花畑方面。
皆さんこの服装だ。
こちらも底冷えがしたので下半身のレインウエアも着込んだ。ネックウォーマーは持っていたが、毛糸の帽子は無かった。毛糸の帽子が必要なほどの寒さだが皆と同じようにフードを被った。
眼下もキレイだ。
5:05。太陽が覗いた。
おお、これは。
すごい。背筋がゾクッとした。
少し左右を見ても、
とてもキレイだ。
剣ヶ峰も朝日に照らされてキレイだ。
パノラマ写真。
5:07には完全に上った。本当一瞬の出来事なのだけれども、
段々と表情を変える景色が素晴らしくて、
そこに佇んでしまう。
真後ろに見えるいつもの池と雪渓。
5:25。このままずっと佇んでも良いのだが、先を急ぐことにした。
一旦下りる形になる。
見事な雲海だ。
朝露に濡れた高山植物。
キレイな花。
キレイな花その2
キレイな花その3
5:37。
いつもの道に合流して肩の小屋方面へ向かう。
5:50。肩の小屋へ。
ここでトイレに行って防寒着を全て脱いだ。
6:15。いざ出発。
段々と気温も上がってくる。
振り返ると素晴らしい景色。
パノラマ。
6:50頃、稜線にでる。ここまで来ればあとは楽だ。
稜線から見える池と遠くの景色。
本当に素晴らしい。
6:57。蚕玉岳。
剣ヶ峰はもうすぐだ。
実はここを過ぎたら少しだけ靄ってきたので、先を急いだ。
7:08。乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰へ到着。
一等三角点だ。
もう、
どこを見ても、
キレイなんですわ。
パノラマ。
神社の裏に陣取って、持ってきたおにぎりと、沸かしてきたお湯で松茸お吸い物をいただく。うまいっす。
ボーッとしてると、
とても気持ちいい。
何回か乗鞍岳には来ているけれど、
こんなに天気がいいのは、初めてのことで。
何度も何度も同じような写真を撮ってしまう。
それでも8時頃には下山を決意。
8:32。だいぶ降りて来た。
8:40。肩の小屋へ到着。
振り返ってこの時刻でもまだ視界はクリアだった。
ここから肩の小屋入り口バス停方面へ真っすぐ下りる。
今年は雪渓が残っていた。
なので雪渓を滑る方々がいらっしゃった。一度やったらやめられないのだろうな。
9:00過ぎには道路へ。
お手洗い。
バス停から雪渓と山頂方面を望む。
9:11にバス到着。
バスの中は貸切だった。丁度この時刻に下りる人はいないのかな。
バスに乗ったらびっくり。
道中はガスっているじゃないか。
山の上はあんなに好天なのに。
しかし9:50頃に観光センターに着いたら、すっかり晴れていた。よかった。
パンダ号も待っていた。良かった。
この後、湯けむり館で温泉に入ってキャンプ場へ戻った。
このご来光バス、天候が良くて早起きさえすれば本当素晴らしい体験ができる。ご来光の瞬間は神がかりの美しさで背筋がゾッとした。そして大自然を前に心身が洗われるような気がした。
また行きたいな。
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