IMG_8805
今年の海の日三連休、天気が良さげだ。
そしたらキャンプに行きたい。
しかし思い立ったのが直前の平日。めぼしいところは既に予約でいっぱいだ。あーこんな時に乗鞍高原一の瀬キャンプ場があれば・・。まだ一の瀬ロスは続いているのだ。
この猛暑のなか涼しそうなところで予約が取れそうなところを探したところ、こちらのキャンプ場はまだ大丈夫そうだ。ネットで予約を済ませた。
伊那谷か。ちょっと遠いが頑張って走るか。
乗鞍岳へ行くように早起きしてから都内を5時頃には出発。渋滞が始まる前の中央道を一路伊那方面へ。
グーグル先生に従い駒ヶ根インターを下りて国道からアクセス。

IMG_8816
山道からキャンプ場へのアプローチ。
未舗装で細くて急な下り坂という酷しい道のり。

水はけも良くない。
雪が降ったら四駆が要るな。


IMG_8867
9時頃には到着。
ネットで見かけた「ようこそ隠れ家へ」の看板。
残念ながら少し朽ちていた。


IMG_8788
案内に従って管理棟へ。
下界より若干涼しいかも。


IMG_8786
これが管理棟。
すごいな。手作り感満載だ。
苛酷な天候に耐え得るのだろうか。
ちょっとした売店もある。


IMG_8787
管理人さんか係の方と思われる男性に尋ねると、まだ準備が出来ていないらしい。
暫し待ってからチェックイン。初めて来るところなので空いているサイトをいくつか紹介されてその中で選んで下さいとのこと。
散歩がてらロケハンすることに。


IMG_8789
ゴミは分別してこちらに捨てる。
東京都内と違ってリサイクルプラを分別する。
自治体によってゴミ処理設備が大きく違うからゴミの分別が異なるのは仕方ないことなのだ。
もしそれが守れないのなら、ゴミは総て持ち帰って自身の責任で捨てろいうことになる。
考え方は人それぞれだが、私めなんか分別さえすれば捨ててくれるだけ有難いと思う。


IMG_8799
場内。入り口側から。
未舗装の道が走り、その左右に段々畑状にサイトが作られている。


IMG_8804
広いサイトや狭いサイト、あるいは一段の中で複数サイトに分かれているところなど、変化には富んでいる。


IMG_8818
写真には撮れなかったが、かなり奥の方までサイトが作られている。
場所によっては管理棟から結構遠くなるので注意。


IMG_8801
小さいが川が流れている。
これはいい。


IMG_8817
建物もある。どこかで見たことのあるやつだ。


IMG_8796
迷った挙句、最も入口側で管理棟からはかなり遠いが、静かそうで日影のA2というサイトに設営。
今回は暑さを想定して、ちょいと豪華な設備に。


IMG_8807
トイレ/炊事棟。
思ったよりも清潔だった。


IMG_8808
トイレは山で見かけるバイオトイレ。
洋式もあって必要にして十分だ。


IMG_8810
水道にある注意書き。
うるさいと思う方もいらっしゃるかもしれないが、このくらいはルールとして守って欲しい。

場内にも予約制のお風呂があるが、信州まつかわ温泉清流苑(写真なし)まで出かけてお風呂に入った。


IMG_8794
帰ってから夕食。
いつものトマト煮込みにドリアンのパン。美味いです。


IMG_8803
この後焚き火して就寝。


IMG_8813
翌朝はいつものようにコーヒー。

この後、陣馬形山に出掛けることにした。
キャンプ場から2時間で歩けると書いてはあるが今年は7月からあまりに暑い。ここのキャンプ場も谷底より涼しいとはいえ暑いのには変わりない。
なので車で出かける事に。


IMG_8853
山頂手前の駐車場らしき場所に車を停めることができるので、パンダ号を停めてから暫し歩く。


IMG_8820
キャンプ場が見えてきた。なんと無料だそうだ。
ここに魅せられる方も多いと聞く。
トイレはボットン。水道は出ていなかった。
駐車場からは歩くし日差しを避ける木々も無い。

そういうのも含めて楽しめる方ならオススメかも。


IMG_8832
キャンプ場から伸びる階段を登る。


IMG_8821
山頂に着いたー。


IMG_8822
二等三角点。


IMG_8827
皆、佇んでいる。



IMG_8826
そら、この景色ですから。


IMG_8830
中央アルプスは少し雲に隠れたが、下界はキレイに見えた。


IMG_8823
南アルプス側。


IMG_8828
両方のアルプスの図。
こういう展望は珍しいと思う。


IMG_8831
暫し展望を楽しんで下山。


IMG_8838
そして少し山を下りて丸尾のブナを見学。
山歩き気分満載だ。


IMG_8840
おー、立派なブナだ。


IMG_8846
何かを語りかけてくるようだ。


IMG_8858
お昼は調べて田園のソースカツ丼。


IMG_8859
結構待ったけど凄いボリュームだ。


IMG_8861
キャベツもスゴい。
例によって全体的に甘いのだが、甘ったるくなく凄くバランスがいい。
美味しかった。


IMG_8863
今日のお風呂は四徳温泉へ。
適温のアルカリ泉でいいお湯だった。


IMG_8862
キャンプ場も併設され賑わっていた。


IMG_8868
夕食は下平精肉店で焼肉用の肉と馬刺を買ってきた(写真無し)。
美味かった。
その後は焚き火。

翌朝はご飯も炊いたぞ。


IMG_8873
木々の間の木漏れで乾燥させて撤収。
おつかれさまでした。


IMG_8876
帰りは地元中川村の展望風呂、望岳荘でお風呂+昼食


IMG_8877
ハチ博物館なんてのもあったが有料なのでやめておいた。


IMG_8875
名前の通りいい景色だった。

さて、信州伊那谷キャンパーズビレッジだけど、思ったよりも設備が整っていていいキャンプ場なのでは無いかと思った。
ただ地形的なものもあるが、広々感は無く閉鎖感の方を強く感じた。場内の道も狭くて車1台がギリギリ。気持ちよく散歩するという気分にはなれなかった。設備も老朽化している部分もあって、それらも含めて楽しめる方なら楽しいキャンプ場なのでは無いか。
但し、場内の車の移動は朝7時まで不可能なのと、場外に駐車するスペースも無く、管理等はキャンプ場のまん真ん中にあるので、早朝から出掛けるのが不可能だ。登山の中継地としては使いづらい。せっかく駒ケ岳ロープウェイが近くにあるのだが、組み合わせで楽しむのは難しくなってしまう。
気温も下界に比べれば涼しいが、真夏の日中はそれなりに暑くなるのと、買い出しや温泉にと出掛けると必然的に暑い谷底に出掛けることになる。なので避暑地という感じでは無い。

冬の間も通年営業してるのは嬉しいところだ。
ただアプローチ道路がツライので雪が降ったり凍結したら苦しいかも。

総じて微妙な感じだけど、日本一静かなオートキャンプ場を自認するだけあって静かに過ごせたのは間違いないし、近隣のキャンプ場の中では陣馬形山を除いたら標高も一番高いようだ。

そして、お子様が喜びそうな秘密基地的な要素もあるし色々な企画もあるから、大人の尺度だけでは測れないキャンプ場なのかなとも感じた。