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もう言うまでもないだろう。映画ボヘミアン・ラプソディは快進撃を続け、数々の賞を受賞し、11月に公開されたにも関わらず2018年の日本国内で最も興行収入の高い映画となった。そして2019年に入ってもその人気は継続している。

なんだかんだで私めも16回観た。(2018年1月28日現在)
いや、ネットを観ると更に回数を重ねている方も珍しくない。30回とか60回以上とか。リピーターが人気を支えているのは事実だが、新規顧客を巻き込んでいるのも事実で、そこからクイーンの音楽に触れる方も珍しくないようだ。

この16回には、応援上映というのも5回ばかし含まれている。これはライブシーンで一緒に歌ったり手拍子したりペンライトやサイリウムを振ったり(立川ではサイリウム・ペンライト禁止)と、普通の映画館ては出来ないことを可能にしている。この映画のライブシーン、特にラストのライブエイドのシーンは本当に素晴らしいから、参加したいという気持ちが沸き起こるのも無理はない。そしてそれに劇場が応えた形か。

しかし最初の2回はそれほど盛り上がらなかった。それはスタンディング無しだったからというのもあるだろう。基本劇場では着席での鑑賞が基本だし。

初めてスタンディングOKの上映に行ったのは立川だった。あっという間に売り切れるチケットを友人に確保してもらった。そしてラストのライブエイドのみスタンディング。サイリウムやペンライトは禁止。この時は良かった。前説の方を始め運営側の方々の熱意も伝わってきたし前説の長さもちょうど良く、前説が終わったら直ぐにあの20FOXのテーマに入り上演開始。この演出は盛り上がった。観客にも一体感があった。

この立川の成功体験から調子に乗って、次の週の成田と川崎も予約した。聖地とか成田ウェンブリーとか川崎ウェンブリーとか呼ばれているところに行きたいと素直に思った。ネットにも悪いことは書いてない。盛り上がったとか最高とか良いことしか書いてないし、きっとさぞかし良いのだろうと思った。

しかしコレが失敗だった。

成田はですね。
その道で有名になった某マイアミさんと某ロジャ子さんが前説。カミカミなのがキャラらしいけど原稿読んでるだけで棒読みでダラダラと長い。そしてその後は長い広告と予告。前説を撮るために皆ケータイしまわなかったからか本番上映中にもケータイの灯りが煌々としているし。そして劇中のライブシーンは全てスタンディング。後説の時に某マイアミさんと某ロジャ子さんが再登場。ウィーアーザチャンピオンのサビを一節歌ってから「グラミー賞5部門ノミネートおめでとうございます」と言わされて、その様子はスタッフが撮影。歌では肝心の歌のキーも違うしやらされてる感満載で個人的には全く盛り上がれず。
なんかそれですっかり醒めてしまった。

川崎はですね。
前説は良かったけど観客が残念で。
酔っ払いのタイミング悪い歓声と幼児の泣き声。そして極め付けは、ロック・フィールドのスタジオで作曲中のボヘミアン・ラプソディやラブ・オブ・マイライフや、メアリーにカミングアウトする場面でテレビの中のライブのラブ・オブ・マイライフに合わせて大声で歌う人々が居たことだ。なんと文脈というか映画のストーリーを読んでないことか。悪いけどさ、あなた方の歌を聴きたくて来たんじゃないんだよと。歌ってる本人たちは自分たちの声は自らには聴こえないだろうし、全くもって「他人に迷惑かけてる」という自覚が全く無いのがまた最悪で。あーもうホント残念。

更に映画が終わったら観客の1人が前方に出てきて、
「エーオ!」と観客を煽る。

まじっすか。
共感できないっすけど。

しかし、それに反応して「エーオ!」を返す人々。

悪いけど、もうついていけないと思った。
そこにいるのは「フレディでも何でもないただの人」だと思うんだけど。

・・・そうか。
あなた方。
きっとコレを機会に騒ぎたいだけなんだ。
騒げれば何でも良いんだ。

そう分類付けた。

そういう方々は2ヶ月もすれば「まだクイーンなんて聴いてんの」とホザきかねないような気がしてきた(被害妄想かな)。
こちとら30年以上欠かさずクイーンを聴き続けてきたんだ。
そんなのと一緒にされたくないわ。


週末が開けた。
土日は成田と川崎でほぼ潰れた。

月曜日に思った。
成田と川崎の垢を落とさなくては。
自分を取り戻さなくては。
そして何よりメアリーの
「You don't belong here. Come home!」
に導かれたような気がして、次の月曜日の仕事終わってから、久々にホームタウンでIMAXでもSCREENXでも爆音でもない、応援上映でもないごくごく普通の上映を見た。


うーん。
もう最高!


やはりこの作品は映画であること。
人間ドラマであること。
悪いけどライブではないんですわ。

結局はそこに尽きる。

簡単に言えば、やはりこの作品は映画だから動と静がある。クイーンの音楽もそうだけど。
所謂「静」のシーン、数々の名作を生んだ名高いロック・フィールドの屋外の農場の広大さやスタジオ内の雰囲気、そしてメアリーとのシーンではその場の空気を感じたいと思う。

なのでそこでは歌って欲しくない。歌いたいなら心の中で歌ってほしい。
それが無理なら一人カラオケで心置きなく歌ってほしい。DAMならクイーンのアルバム曲含めてほぼ全曲あるし。あと有名曲だけ歌ってないで、とりあえず全曲歌ってから来いよと。

やはり映画だから応援上映でもなんでも「他人に迷惑がかかる行為」は慎んでほしい。応援上映でもそういうシーンでは歌詞の字幕は出てないよね(もとより成田は字幕が出ないが)。

勿論この映画は素晴らしいから一緒に歌いたくなったり参加したくなるのは解るし、他人に迷惑掛けないのならコスプレもいいでしょう。ライブシーンは音量が大きいので、大声で歌っても他人に迷惑にはならないし。

しかし静かなシーンではどうか。静かなシーンで大声で歌う行為はテロみたいなもんだな。

1月20日の立川が良かったのは、スタンディングがライブエイドの時に限っていたことだと思う。それもあってか変な人は少なかった。
やはりやり過ぎ行き過ぎは良くない。

ちなみに1月28日月曜日は16回目(うちホームで7回)の鑑賞でした。
中盤から涙が溢れ出し、クライマックスのライブエイドの場面では、演奏とカメラワーク、メンバーの表情も字幕も、全てが身体中に飛び込んできて、エンドロールのショー・マスト・ゴーオンでは涙が止まらなくなった。

ホントこの映画を作ってくれた方々には感謝の気持ちでいっぱいた。

もう上演が続く限り観に行きます!

多くの方が映画を観てクイーン好きになりますよう!


備忘録
1、11月10日土曜日09:30 イオンシネマ板橋
2、11月11日日曜日18:00  イオンシネマ板橋
3、11月23日祝日10:00 イオンシネマ板橋
4、12月1日土曜日 10:00 イオンシネマ板橋
5、12月1日土曜日 20:40 TOHOシネマズ新宿 胸アツ応援上映
6、12月15日土曜日 15:20 イオンシネマ板橋
7、12月16日日曜日 19:10 新宿ピカデリー 爆音映画祭
8、12月24日振替休日  9:00 イオンシネマ板橋
9、12月29日土曜日 11:50 ユナイテッドシネマとしまえんiMAX
10 、1月4日金曜日17:30 TOHOシネマズ日比谷iMAX
11、1月12日土曜日9:15 ユナイテッドシネマアクアシティお台場 ScreenX2D
12、1月13日日曜日20:15 ユナイテッドシネマアクアシティお台場 ScreenX2D応援上映
13、1月20日日曜日14:45 シネマシティ2(立川)ライブスタイル上映
14、1月26日土曜日 13:15 成田HUMAXシネマズi MAXスタンディング応援上映
15、1月27日日曜日 14:45 チネチッタ LIVE ZOUND 応援上映
16、1月28日月曜日 21:00 イオンシネマ板橋