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前回パンダ号の近況を書いたのが2018年の2月だから3年が経過したことになる。早いな。それから2019年の4月に静岡に引っ越してもうすぐ2年になる。その間静岡のディーラーにお世話になっていた。

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これが2018年6月の点検。東京で受けた最後の点検だ。走行距離66,168km。2006年6月に納車されて丸12年。一年平均が約5,500km。距離は大して乗っていない。東京在住時はあまり長距離走行をしなかったな。この時にマフラーに腐食とかスタビライザーリンクのブーツにひび割れとか色々と警告は受けていたのだが、既にコチラの東京のディーラーさんも長くなっていたので、比較的交換部品はうまく抑えてくれていたのだと思う。

あと2018年12月にオイル交換を行ったが納品請求書を紛失してしまった。
多分いつもと変わらない内容だったと思う。

2019年4月から静岡へ転居。
東京のディーラーでお世話になった方にはタイミング的に電話でのご挨拶となってしまった。

そして転居間も無くの大イベントが2019年6月の車検だ。ディーラーを調べたらちゃんと静岡市内に店がある。そりゃそうか。エー・エル・シーという静岡県中東部と神奈川県西部の輸入車販売を牛耳っている企業のようだ。
パンダ号の車検の申し込みをしたら、ディーラー車ということで快く応じていただいた。

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予約した日にディーラーへ。

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な、なんと、フェラーリと同じディーラーだ。まぢか。
以前アルファロメオと一緒ということはあったが、今回はフェラーリだ。ちょっと格が違いすぎる。

着いて車を停めると店の中からキレイなお姉さまが出てきて「いらっしゃいませ」とお出迎え。
おい、ちょっと、これまでとだいぶ違うぞ。

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パンダ号もなんとなくオドオドと気後れしているように見える。

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そしてその車検代。あらかじめ見積もらってこちらからGOを掛けたのだけれど、GOをかけた事に対して「ずいぶん思い切りましたね」と言われた。まだまだ乗る気満々だったから50万円超えたら考えようと思ったところ超えなかったし。
東京のディーラーで予告いただいていたところと、他のところも色々と交換している。そして下回りのサビの進行がすごいらしい。スキー行った時の融雪剤が悪さしたのだろう。
今回東京のディーラーからの申し送り事項は、後述のこともありあえて言わなかったということもあるが、まあ交換部品が多いのは挨拶がわりなのだろうということは理解できた。思えば広島→東京の時もそうだった。広島での整備や部品交換の記録を一生懸命表にまとめて持っていったが、東京のディーラーの方はその紙をポイっと投げ捨てたのを覚えている。まあ、それぞれプライドを持つのは良い事なのだが、日本には転勤族という族がいて、そういう人々も車を買って乗り続けるということを覚えておいて欲しい。不安な転勤先でどのような対応をされるかどうかというのは、そちらが考えているよりもコチラは大きく印象に残るから。
あ、走行距離72,630km。ということはこの1年間は6,462km。転勤前にバタバタした分が加算されとるのかも。

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2019年12月のオイル交換+スタッドレスへの換装。
76,131kmだからこの半年で3,501km。この間の遠出は夏の上高地と9月の本栖湖洪庵テント村。そういえばこの頃必死にバンド活動してたな。

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2020年6月の点検。コロナ禍真っ盛り。
この時の納品請求書で残念なのは走行距離の欄が更新されていないことだ。なのでこの半年の走行距離は判らず。これは大きなディーラーのミスだが、今更言っても仕方ない。
交換部品については昨年の車検時にいっぱい替えたから今回は少なめ。
そして点検の時に在庫が無かったワイパーブレードを7月に取りに行った。

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そして次回の車検時に交換が必要な部品の見積も頂いた。要は車検代にプラスして10万円ちょいかかると言うことだ。東京の頃に予告されていたブーツ類も入っている。

次の車検2021年6月でパンダ号はついに丸々15年になる。

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2020年12月のオイル交換とスタッドレスタイヤへの換装。
84,620kmということでこの1年間の走行距離は8,489kmだ。
このオイル交換の時にイベントを仕組んだ。事前にオイル交換の間に現行車の試乗をさせてもらうお願いをしたら、しっかりと準備しておいてくれた。

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左から現行パンダ(パンダ3とか呼ばれている)、現行500。両方ともベースはパンダ号(パンダ2とか呼ばれている)なのだが、エンジンは2気筒8バルブ875ccツインエアターボだ。所謂ダウンサイジングターボで燃費の向上に寄与している。ネットの記事を見ると、2気筒ということで音や振動はあるものの概ね気持ちよく回って面白いという評価だ。

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500は2007年に登場以来このかわいらしいスタイルで大ヒット(日本販売は2008年)。
フィアットの経営を大きく立て直した(最初に立て直したのはパンダ2なのだが)。

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ホイールベースは同じ、車重もほとんど同じなのだが、室内の広さや荷物の積載量などが大きく違う。そしてパンダ3はひとまわり大きくなった感じで、後部座席も3人乗車が可能となっている。パンダ2は4人乗りだったがパンダ3は5人乗りとなっている。もちろんスペースユーティティということであればパンダ3に軍配が上がるが、日本国内で売れているのは500の方だ。単にスペースユーティリティや利便さであればもっと安い国産車に優れた車がいくらでもある。車というのは難しいものだ。
ちなみにイタリア本国では、パンダが長年ダントツ首位の座を保っている。

両方とも乗ったが、やはり2気筒ツインエアエンジンは気持ちがいい。今のパンダ号と比べて全然軽く回るしトルク感もある。トランスミッションはパンダ号と同じデュアロジックという乾板クラッチ+MTを自動的にギアチェンジしてくれるものでダイレクト感が売りだ。(AT限定免許でも乗れる)
軽快なツインエアエンジンと組み合わせて走らせるとたまらなく楽しいのだ。
少しパンダ3の方が荒っぽい感じの味付けではあるが、どちらでもツインエアの楽しさは享受できると思う。

ただパンダ3はちょっと肥大しすぎたような気もする。パンダ号(パンダ2)とホイールベースも一緒なのだが、幅で55ミリ長さで120ミリ大きくなった。

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そして試乗車はもう1台。500Cだ。
CはCabrio(カブリオ)の略。

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ピラーが残るのでプント君のようにフルオープンというわけにはいかないが、キャンバストップの屋根が後ろまで大きく開く。

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なかなかの開放感だ。

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着座位置が高めなのとフロントガラスとルーフの間が狭いので、運転する視界にも空が飛び込んでくる。

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これは素晴らしい。

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この500Cはパンダ号と同じ1240ccのエンジを積んでいるバージョンだった。15%ほど出力がアップされていてパンダ号のエンジンよりは軽く感じたが、ツインエアと比較したら全く面白みがない。
この開放感でツインエアだったらさぞかし運転が楽しいだろうな。

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ちなみにパンダ号はこんな感じ。

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広角で撮っているのでこうなるが、フロントガラスから屋根の開口部までが広く、運転中は視界に空が入ってくることはない。

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あえて上を見上げるとようやく空が視界に入る感じなのだ。

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12月の雪中キャンプ+スキーでのパンダ号。

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道中、信号待ちから上り坂で動けなくなってしまいチェーンを装着。
チェーンを装着したところの写真を撮らなかったのが残念。
これがパンダ号の初チェーンだった。

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1月に西伊豆へ行った帰り土肥ー清水間の駿河湾フェリーに乗った。

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プント君は周防灘フェリーに何度も乗ったけどパンダ号は初フェリーだ。

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フェリー内部。

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2月の雪中キャンプ+スキーで右後部のmomoスタッドレスタイヤがパンク。近くのガソリンスタンドで見てもらったらサイドウォールと接地面のエッジの部分からスローリークしており修理不可能。スペアタイヤを取り付けた。スペアタイヤを使うのは2度目のことだ。

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パンクしたタイヤはスペアタイヤが入っていたトランク底部に収まる。
これはありがたい。

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帰りは片側1車線の高速道路を走ることもありガムテープ貼って表示。
かなり古いスペアタイヤで2度目の使用ということもあって、ゆっくりゆっくり帰ってきた。

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帰ってきてからノーマルタイヤに換装。
やはりタイヤ交換くらいは自分でしないとダメですな。

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そういうしているうちに、12月のオイル交換から3か月で5,000キロを超えてしまったので3月にオイル交換。90,511kmなので、この3ヶ月の走行距離は5,891km。
これで安心してパンダ号に乗ることができる。
ここにきてパンダ号は絶好調なのだ。静岡のディーラーの整備が良いのだろうか。

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フィアットは昨年既に新しい500を発表している。しかしこれはEV専用のプラットフォームとなりガソリンエンジンの搭載は考慮されていない。この500eは意識高いハイエンドユーザー向けに値段も高めに設定されている。日本にも2021年度中には入ってくる予定だと言う。
並行して現行のガソリン車もローエンドユーザー向けに需要があるうちは作ると発表されている。そしてエンジンは新開発の1L3気筒ハイブリッドが準備されており、伝統の4気筒1240ccだけでなく個性ある2気筒875ccツインエアエンジンも無くなってしまう。

あとはスポーツ高出力タイプのアバルトがどうなるか。しかし今の世の中の「脱炭素化」の流れではこの辺りも放置はされないだろう。

どのみちフィアットの純粋なガソリン車を新車で買うのは今が最後のチャンスだ。