※おことわり。本記事は2021年3月に書いていますが、新型コロナウィルス関連の緊急事態宣言発出〜解除後である2020年11月21日からの出来事をまとめたものです。現在とは状況が異なる部分がある事をご了承ください。
11月後半の3連休どこへ行こうか。上高地はクローズしてしまった。相変わらずコロナ禍による移動制限に関しては玉虫色。移動の制限が緩い静岡県/山梨県/長野県の中でキャンプ場を選ぶことにした。今回は久々にベーコン作りも視野に入れて高規格でスペースが確保できるところで予約できるところを探した。それで見つかったのがここ「南信州広域公園うるぎ星の森オートキャンプ場」だ。ネットでの評判も良いようだ。
長野県下伊那郡売木村という長野県でも最も南の地区、もうすぐ愛知県という場所にある。東京圏からの交通の便よりも名古屋からの方が便が良いようだ。静岡からなら浜松付近から上がっていけば2時間半も走れば着きそうだ。。2泊3日で一番安い電源なしのサイトを予約。
11月21日、静岡市の自宅を7時過ぎに出発。
制限速度120キロの新東名をパンダ号でぶっ飛ばして浜松いなさJCTから三遠南信自動車道(しかしすごい長たらしい名前だ)を北上。全通しておらず天竜峡インターで下されてそこから国道151号を1時間半くらい走る。途中朝食をPAで食べたりこまめにコンビニに寄ったり。キャンプ場には10:30頃到着。通常チェックインは14::00だが、ベーコンのこともあるしお金払って先に入ることにした。
評判通り管理棟もキレイでオサレだ。
売店にはビールは焼酎はあるが日本酒がなかった。
どこかで調達せねば。
ゲートでカードを通して入場する。
要は宿泊者以外はキャンプ場に入れない仕組みだ。
サイトに到着。E2サイト。
一番安いEサイトだがおひとり様には充分すぎる広さだ。
車は決まったところに駐車するタイプ。
芝がはげているところは樹脂の敷物でカバーされていた。
10:32。この季節太陽は低い。それでもこのサイトであればかなり長い間陽が当たる。
ちなみに電源付きサイトは建物は向こう側の丘の上にある。なんかヒエラルキーを感じる。
ホント絵に描いたような高規格サイトだ。ココは電源なしのEエリアだ。
向こう側に広場があって広々としている。
夜は星がキレイに見えるのだろうか。
炊事棟とお手洗い。
ウォシュレットだ。素晴らしい。
炊事棟もお湯が出る。
とりあえず先にスモーカーをセッティング。
仕込んできた肉にフックを刺す。
今回はバラ肉の他に肩肉も仕込んできた。
スモーカーに肉をセットして乾燥用の火をかけたらテントを設営。
今回は2日目に雨予報だったのでステイシーネスト。
テントが小さく見える。
かなり広々としたのと場所柄なのか、ウチのサイトを横切る方がちらほら。子供たちならまだいいが、大人がガッツリ横切ったりするところよく見かけた。お金払って借りてる方からしてみたらあまり気分が良いのものではないので、マナーは守ってほしいです。大人がそれを実践しなければ子供は真似しますよ。
少し散策。
南アルプスが見える。
サイトの裏側。
いい感じで燻されているので、
今日はお風呂に行かずに昼から飲むことにした。
副産物のスモークナッツ。うまいす。
13:36。通常チェックイン14:00近くなってだんだん人も増えてきた。
この後このエリアもほぼ埋まる。
キャンプブームというのもあるし道具も進化したというのもあるが、ホント、こんな寒い季節にキャンプする方々が増えたものだ。
肉を焼いて頂きます。
15:14。もうすぐ陽が沈みそうだ。
ベーコンでけた。バラ肉は脂多めで柔らかいし、焼いたり脂を生かして炒め物とかにいい。
コチラは肩肉。脂少なめで煮込みとか鍋に使いやすいのだ。
少し切って焼いて頂きます。
うまいす。
15:52。陽が沈んでしまった。
16:17。一旦宴は終了。
少し散歩。
南アルプスに夕陽が当たってキレイだった。
広場へ。
なかなか広い。
ステージがあるぞ。
おお、ちょっとしたイベントができそうだ。
ステージから見た広場。あまり高さがないので代わり映えしない。
管理棟方面へ歩くと遠くに南アルプス。
管理棟を裏から。
ここ以外にも遊具がいっぱいある。子供たちにはたまらないだろう。
管理棟にはゴミステーションがある。
スタッフの方々の努力で清潔に保たれている。
ぐるっと回ってEサイトの裏側へ。
夕焼けもキレイだ。
うちのサイト。
後ろから。
焚き火台に再び火を。焚き火だ。
17時過ぎでこんな感じ。
ハーマン・ニャー。
月が出てきた。もうすぐ沈むやつだ。
いい感じになってきた。
しかしまあ、子供たちもいらっしゃるから仕方ないのだろうけど、皆さんランタン明るすぎですよ。
これは光害だわ。せめてアルミ箔でリフレクターつけてほしいな。
まあこのあたりは高規格なキャンプ場を選択して来たコチラにも責任あるが。
ランタンの光で星空は今ひとつ見えない。
写真の左からの光筋はランタンの光だ。
少し離れるとこんな感じ。
なので焚き火を。
20:40。約5℃。ボチボチ就寝。
翌朝11月22日4:50。テントは結露。
おお星がキレイだわ。
朝から焚き火。と朝食の準備。
周りが暗いと管理棟の灯りとハーマンニャーがとても明るく感じる。
5:46、段々と明るくなってくる。
キャンプの朝という感じ。
ひとつ覚えのサバ缶ご飯。残ったナスなどで味噌汁を。
6:00。頂きます。
6:23。すっかり明るくなった。
おお朝焼け。
6:52。日の出。
少し散歩。
南アルプスの峰々。
日本第2位の高さを誇る北岳もこの中にある。
茶けた芝生もなかなか味がある。
キャンプ場の周辺に整備されている遊歩道。
行ってみることにした。
展望台を目指す。
これか?
今の季節ならまだしも、
夏になったら全く見えないだろうな。
更にズンズンと登っていく。
お?、あれがメインか?
登ってみた。
おお、一望だ。
広角で。
色々と自然に親しめるように表示がある。
子供たちは遊具に夢中だろうけど、親は子供たちにはこういうものに親しんでほしいと思っていてほしい。
キャンプ場の各施設も見える。
散策を継続。
アップダウンはそれなりにあるが、いい感じの散策路だ。
戻ってきた。
建物。結構賑わっている。
人工的なものと元からのものと上手いこと作ってあるなと思う。このくらいなら多くの人は自然の中に来たと思うだろう。
8:03。パンダ号で茶臼山へ出かけることに。
パンダ号の時計は5分遅れている。気温は7℃。
8:22。休暇村茶臼山下の駐車場へ。
ぽつん。
歩いて登る。
これが休暇村茶臼山高原。
休暇村前のちょっとした広場。
もうちょい晴れてくれるといいのだが。
この時点で標高が1,237m。
茶臼山山頂へは1.2キロらしい。
行ってみるか。
8:28。休暇村脇の道を出発。
100m歩いた。
バンガローというかコテージというか、休暇村の独立した建物施設が建ち並んでいて賑わっていた。
車止。
8:33。出発して5分でこんな看板が。
いっぱい登山道が整備されているということか。
ここからは山道。山頂と書いてある方を目指す。
8:36。こんな看板が。
茶臼山は標高14145mながら愛知県最高峰なのだ。
岩に苔が。
ズンズンと進む。
8:42。別れ道。ここも山頂を目指す。
急登あり。
細い道あり。
9:00。山頂へ到着。
二等三角点だ。
色々な看板や石碑が、
歴史を感じさせる。
展望台。
登ってみた。
愛知県最高峰に立つ。
コーヒーを持って来たので頂く。
スキー場もある。
乱開発されたのだな。
休暇村も見える。
展望台から見た三角点。
10分ほど休憩して下山。
途中、ゴザを敷いてご飯食べれそうな場所がいっぱいあった。
苔むしたところ。上から見た方が幻想的だ。
思い出すのはレッド・ツェッペリン聖なる館のアルバムジャケット。
寄ってみた。
ホントこの季節の山歩きは静かで楽しい。
すれ違う方も数名だ。
帰りは桜の丘というところへ寄ってみた。
あれか。
いちおう景色がいい感じだった。春になったら桜が咲き乱れるのだろうか。
山道終了。
9:51。休暇村へ帰還。
10:14。うるぎ村へ戻ってこまどり湯へ。いいお湯だった。
そこからの景色。
うるぎ村市街地が見える。
道の駅南信州うるぎで何か食べれるようだ。
なんか頑張っている感が。
なので醤油ラーメンを。
チャーシューが今時の生っぽいやつなのが残念だったが、麺やスープはしっかりしていてそれなりに美味しいものだった。
お酒を求めて高橋商店へ。
良さげな日本酒が買えてよかった。
ルービーは冷えていなかったのでキャンプ場の管理棟で買うことにした。
12:00頃キャンプ場へ。
焚き火しながらルービー。
ルービーの脇のちっちゃいのは道の駅で買った売木村名物「たかきびまんじゅう」。
これはとても美味しかった。昔作られていて幻と言われていたものを2013年に復活させたものらしい。保存料や添加物も無しで日持ちもしないが、これは売木村を尋ねたら是非頂きたい逸品だ。
天気は好転してきた。
いやあ太陽の恵み。
焚き火しながらおでんを仕込んどります。
出汁も家で作って冷凍してペットボトルへ。大根の下茹でも家でやっちゃうので簡単。
15:00。でけた。
先ほどの商店で「うるぎ風の旅」というお酒があったので頂きます。売木村の米と水を使って作られたお酒だそうで。作っているのは松本の笹井酒造らしい。売木村に酒蔵が無いとすれば村おこし的にはいいアイデアだと思う。
熱燗にしてもいい感じ。
17:13。ダラダラとゆっくりおでんを頂きながら夕暮れ。
このあたりキャンプの醍醐味ですな。
18:23。ソロキャンプの風景。
この後の予報は雨。いつでも避難できるようにテント前の張り出しを準備しておいた。
その後もパラパラ降ったり止んだりしていたが、
20:00過ぎ、本格的な雨に。
とりあえず焚き火と鍋を残して避難。
おでんは食べ終えて洗って焚き火で乾かしているとこだった。
風も吹いて本格的な雨が。半端なタープや道具が飛ばされるレベル。
少し前室で飲んでから就寝することに。
翌朝11月23日5:00頃。テントがランタン状態だ。
撤収日は簡単に袋ご飯とインスタント味噌汁とコーヒー。
6:00過ぎ。雨は止んでいるが所々昨晩の被害が出ているようだ。
小川のステイシーシリーズは高さも低いし雨風には強いテントだ。
昨晩の雨風でも不安はなかった。
予報だと晴れてくるらしいが、
まだその兆候はない。
ぼちぼち片付け。
少し晴れてきたか。
8:08。おお明るくなってきた。
テント以外の片付けも終わったことだし、日の出は見えなかったが散歩に出ることにした。
本格的に晴れてきた。
また散策路へ。
展望台。
いいすね。
今回は昨日と違う方面へ。
大きなブナ。
いい感じの散策路なのだが、
アップダウンもそれなりにある。
小川が流れているところもある。
9:17、車へ。せっかくだからテントも乾かしたいな。
9:49。撤収完了。
10時から営業開始のこまどり湯へ行ってから道の駅へ。
いい天気になった。
11時開店の食堂へ。
昨日気になっていたトマトラーメン。
これも美味しかった。
うるぎ星の森オートキャンプ場、高規格キャンプ場の快適に過ごせる要件も満たしながら、広場近くであれば広々して自然もたっぷりで、楽しい遊歩道もあって、スタッフの方も対応も素晴らしく良くて、地元の方々が頑張っている姿も見えるし、とても良いキャンプ場ではないかと思う。この先三遠南信道が延伸すればアクセスも良くなるだろうし。
ただ食料の調達などは少し苦労する部分もあるだろうし、周囲の観光施設もそれなりだし、広場近くのサイトは日を遮るものが無く夏は地獄ではないかと思う。
その辺りは利用する側が上手く使い分けする必要があるかと思う。
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