※おことわり。本記事は2021年4月に書いていますが、新型コロナウィルス関連の緊急事態宣言発出〜解除〜一部の都府県へ発出後である2021年1月30日からの出来事をまとめたものです。現在とは状況が異なる部分がある事をご了承ください。
緊急事態宣言発出の対象外だった静岡県だが、変異種の感染が確認されたことから1月19日に県独自の感染拡大緊急警報が発出された。これにより県境を跨ぐ移動がしづらくなった。天気が良さ気な1月末の週末。2月1日に休みをつけて2泊3日でキャンプへ行くことにしたのだが、ここは県内でキャンプ場を探すことにした。しかし人気キャンプ場は結構埋まっている。通年営業やっていて予約ができるところを探す。
選んだのは西伊豆オートキャンプ場。アットホームな管理人さんと温泉が魅力と評判だ。伊豆半島は紛う無き静岡県の領土だ。たまには伊豆半島に行くのも良かろう。
公式サイトからネットで予約を入れたら確認の電話が掛かってきた笑。こういうアナログ的な対応がいいのだろう。早くから行っていいか聴くも「昼からね」と返答された。アーリーチェックイン的な事には聴く耳を持ってくれなかった。まあ仕方ない。
それもあって気が抜けたのか少し出遅れて10時過ぎに出発。とにかく清水インターから東名道に乗る。
10:38、由比PA。いい天気だ。
沼津インターから伊豆縦貫自動車道〜伊豆中央道へ。
11:20。途中めんたいパーク隣の道の駅で休憩。
反対側にも伊豆わさびミュージアムがある。
時間が無いので先を急ぐ。
その後西伊豆スカイラインを通って山道経由で行くも仁科峠を過ぎたところで通行止め。
そこから宇久須へ海に出さされ、海沿いを通って堂ヶ島通り過ぎて山方面へ左折。
13:00頃到着。
おー着いた着いた。長い道のりだった。
受付。手作り感満載。
ネットで評判のお母さんが受付してくれた。あたたかい対応だ。
設営。
今日は空いているからと2サイト使っていいとのこと。
いやあこういう対応は嬉しいですな。
なので車を端に寄せて広々と。
今回からペグとハンマーはこれ。Amazonで売っていたチタンペグ。35センチと20センチを揃えた。カギ状の部分が無いネイル状のペグも売っているが抜くときに大変なのでやめた方が良いと思う。
ハンマーはホームセンターで購入。1500円くらいの石頭ハンマーとかいうやつ。色も良さげなのが売っていた。
このキャンプ場の地面もスゥイートグラスに負けず劣らず硬いが、チタンペグは曲がらずに難なく打ち込める。スノーピークのソリッドステイク+ペグハンマーPro.Cよりも何倍も使い勝手が良い。チタンペグ使ったらもうソリッドステイクのような鍛造スチールペグは使えないだろう。しかも軽いと来ているので山に持って行くときも最高だ。
但しチタンペグを抜くときはソリッドステイク40とペグハンマーPro.Cがあったほうが抜きやすいのだが。
場内。いい天気だ。
建物が多めなのは夏の海水浴需要が結構あるからだろう。
建物にはエアコンが装備されていた。
山の中だがそんなに標高は高くないし夏は暑くなりそうだ。
手作り感満載。
流しもキレイに手入れされている。
場内を歩くと川に降りれる場所もある。
そして場内奥には更にテントサイトが。
来夏に備えて工事中っぽい。
少し高台からキャンプ場を。
決して広くはないし絶景でもない。
が、谷間にあるのは落ち着く感じがする。
今回は他にお客様は来ず、貸切状態だ。
キャンプ場の向かいにはワサビ田が。
水がキレイなのだな。
川はこんな感じ。
キャンプ場上流では工事していた。
何もない山に癒されるといえば癒されるが、もう少し散歩できるところがあると嬉しい。
tabストーブに炭を詰めて、
火を付ける。
15:45、もうすぐ陽が沈む。
夕陽見ながらルービー。
少しマジックタイム。
やっぱりテントでかいな。
17:00からお風呂。
貸切状態なので、なんと女性用の岩風呂に入ってくれとのこと。
なんか緊張する笑。
中はこんな感じ。
17:48。お風呂出たらキレイな空。
18:17。陽が暮れて星空。
そして焚き火。
家にあるものをぶち込んだベーコン鍋。
20:30頃、東の空が明るくなってくる。
そして月がキレイだ。
22:00頃の就寝前。
気温も4℃くらい。
スウィートグラスを考えたらだいぶ暖かい。
翌朝、1月31日。コーヒーを淹れる。
焚き火。
気温は2℃。やはり冷える。
6:19。東の空が明るくなってくる。
おお。
7:05。朝食出来上がり。
ひとつ覚えのサバ缶ご飯。
美味しくできた。
7:30頃、ようやく山の上の方に陽が当たる。
テントに陽が当たるのはだいぶ後になりそうだ。
なのでお出かけ。
9:00頃、堂ヶ島の駐車場。
加山雄三ミュージアムも営業前。
いやあキレイですな。
地味な印象がある西伊豆ではピカイチの観光地だろう。
地層に興味ある方もぜひ。
海がキレイだわ。
少し歩いてみることに。
おお。
島が連なっとる。
ここで滑ったら真っ逆さまだ。
足元に気をつけてなるべく先の方へ。
いい感じ。
地層。
展望台のベンチ。
いやあ。
干潮の時は向こうに島伝いで渡れるようだ。
なんか推理もののトリックに出てきそうなネタだ。
天窓洞。運が良ければ下を遊覧船が通る。
昔から観光地として整備されている。
国指定の天然記念物だ。
遊覧船に乗ろうとしたのだが強風で欠航だった。残念。
なので加山雄三ミュージアムへ行くことに。
エントランス。
観光お土産ゾーン。
この後ミュージアムへ潜入。
撮影可能なエリアは限られている。
ピアノ。
スキー。
国体予選で2位ってすごい。
陶芸。
絵画もいっぱい飾ってあった。
鉄道模型。
ほんとどれをとっても一流で、天は何物も与えたような人。
ここまで来ると羨ましいとか嫉妬とかそういうものを超越してしまう。
しかしこのEF18に対する記述はいただけない。EF18は当時不足していた貨物用機関車を少しでも増やすために旧EF58の仕掛品を貨物用に転用した機関車だ。なので外観が同じなのは当たり前。汎用性の高いEF15と比べたら軸重も軽く性能や使い勝手は今ひとつだったと言われている。
まあいいや。
ジオラマも展示されていた。
こんなジオラマを作るのは子供の頃に夢見たけど、それは簡単に実現できるものでは無いのだ。
おお、シンクラビアだ。
エミュレータ2。
シンクラビアのコンソール。
こういう機材も使いこなして作曲していたのだからホント化け物だ。
曲は書けるし歌は上手いしギターも上手いしピアノも弾けるしドラムも叩けるし新しい機材も使いこなしていた。
もう何もいうことは無い。
終わったらグッズ売り場。
自身の船舶である光進丸関連のグッズも多かった。
下の売店で職場へのお土産を買って離脱。
天気が良い時はパンダ号の屋根を開放。
お風呂に入りたいと思って何箇所か回るもやっていない。
調べて沢田公園へ。やっていそうだ。
11:40頃。
駐車場に車を止めて駐車場の受付にお金を払って階段を登る。
おお、これは絶景。
お風呂へ。
おお貸切だ。
しかも絶景。しかしこれは数人入ったら終わりだな。
しかし、いいお風呂でした。
ということは、10月1日から5月31日まではキャンプして良いのか?
まあいいや。
途中漁港の直売所やスーパーで色々買い物してテントへ。
海鮮丼にして頂きます。
意外と涼しい。
そのあとはお刺身で一杯。
tabストーブでで足元の暖をとる。
16:00頃。陽が沈む。
遠くの山にはまだ陽が。
いい感じ。
今日は工事もしていないので川の水もキレイだ。
夕暮れの川。
この日も17:00からお風呂へ。
武井君大活躍。
通販で買ったロング五徳でヒーター上に鍋を乗せても安心。
ロング五徳の上に純正の五徳を乗せて完璧。ヒーターの固定はこれもネットを参照してホースバンドで。
マノメータも取り付けた。これはいい。これを見ながらエアを入れるには空気入れの接続キットでなくポンピングの方が使いやすいような気がする。
魚のあら鍋。味噌仕立て。
星空。
21:43、月ももうすぐ沈む。
22:00頃に就寝。
翌朝2月1日。気温は2〜3℃。
焚き火が気持ちいい。
朝食の準備。
フライパンでパンを少し焼いてから。
自家製ベーコンを使ってベーコンエッグ。
6:30。でけた。
頂きます。
今日もいい天気かな。
9:56。ようやく朝日が見えてくる。
キャンプ場の奥から陽が当たってくる。
10:00。陽が当たる場所が。
インナーテントとチェアを運んで干す。
ボトムも干す。
テントにも当たってきた。
このあとクルクル回して全面に陽が当たるようにしたら乾いてきた。
11:22。撤収完了。
この看板が色々なところに出ていた。
行きの道中に行く手を阻まれた通行止めがこれだ。
確かに行きの道中にも看板が出ていた。
しかし、これでは地元の方以外はどこが通行止めなのか解らないぞ。
その後海沿いを北上し土肥へ。
いい天気だ。
パンダ号。
桜が咲いていた。
土肥桜と名がついていた。
いいですな。
海に出てみた。正面側がフェリー乗り場だ。
調べたら13:00から開く町営の浴場(温泉)があるようなので来てみたらコロナ禍の影響で14:00からとなっていた。
仕方がないので近くのしま長というお店で昼食を食べてから入浴することに。
美味しかった。
そして15:00発の駿河湾フェリーに乗るべくフェリー乗り場へ。
パンダ号を停める。
プント君は何度かフェリーに乗ったがパンダ号は初めてだ。
このあとチケットを求めに事務所へ。
あそこでチケットを売っている。
お土産物なども販売していた。
チケットを購入。
フェリーは車の全長で料金が変わる。
こんな時にコンパクトなパンダ号は有利だ。ちなみに全長は3535mm。
前売りや予約で少し割引になるようだが、当日いきなり乗る場合は割引なし。
時刻表。
所要時間は70分。
1日4往復運行されている。
フェリーの航路。
ぐるっと陸経由で走ることを考えたら相当のショートカットだ。
土肥周辺の観光地。
遠くからフェリーが近づいてきた。
パンダ号が待ち構える。
だいぶ近寄ってきた。
なかなか大きな船だ。
グルーっと回って、
自動車の車庫入れの要領で桟橋へ。
ゲートオープン!
おお。
この後フェリーから人と車が降りてくる。
みんな降りてから乗るように誘導される。
そして係の方に導かれるように船内へ。
今日のお客様は2台だけ。
高級車を従えて得意気なパンダ号。
何とこの船はエレベーターが付いている。
ありがたや。
船室へ。
一箇所だけお座敷コーナーがある。
デッキの席。軽食が売っていた。
そしてこの駿河湾フェリーは県道指定のフェリーなのだ。
一時期廃止が取り沙汰されていたが一転して存続となった。
民間の運営から県道フェリー指定へ。
災害時の交通インフラとしての役割も期待されての存続だ。
静岡県も粋な計らいをしたものだと思う。拍手!
甲板も結構広い。
2階に登ってみる。あの柵から向こうは有料の特別席だ。
出航前にバスが来た。あのバスも乗るのか?
バスはフェリーに乗らずに引き返していった。
バスからの乗客を乗せて出航。
こういう係の方の技術やノウハウも廃止したら失われてしまうところだった。
存続することでその技術も継承されるだろう。
車内で乗務員の方から頂いた抹茶。
ありがたい。
あっという間に土肥から離れていく。
左下は船内で買える「ふじみ焼き」
美味しかった。
富士山は見事に傘をかぶっている。
明日は雨だなこりゃ。
しかしいい天気だわ。
これだけいい天気だと船室にいるよりもデッキの方が圧倒的に気持ちいい。
清水港の白灯台。
赤灯台。
最後の富士山かな。
伊豆観光促進。
すっかり首都圏に占領されている感がある伊豆半島だが静岡県の領土なのだ。
古から観光地として有名だが再発見することも多いのだろう。
16:00頃、車に乗るように指示される。
車の中で待機。
ゲートオープン!
おー。
係の方の指示で船外へ。
清水港へ到着だ。
西伊豆オートキャンプ場、残念ながらキャンプ場からは絶景も望めないし場内も広々感はない。ただ適度な閉鎖感は気持ちいいし堂ヶ島という観光地から至近であること、美味しい魚も買えるしスーパーもあることから食材の調達等は問題ないこと、天然温泉が場内にあること、そして何より管理人の方の人柄などが魅力のキャンプ場だ。
何度も何度もリピートする感じではないが、少し間を置いてのリピートは十分ありだと思う。
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