東京都三鷹市にかつてあった「江ぐち」というラーメン屋さんについて書かれている小説だ。
かつて昭和59年(1984年)に出版された「近くへ行きたい。秘境としての近所ー舞台は”江ぐち”というラーメン屋。」という本が元になっていて、それにあとがきや著者のホームページの日記を付け足して、その結果、この本は昭和59年当時から「江ぐち」が閉店して後釜の「みたか」が開店する2010年迄の物語になっている。
いやいや、「江ぐち」の本の存在は知っていたけれども、これまで何となく避けていたところがあって、読んだのは初めてのことだった。
本を手に取ると一日で一気に読んでしまった。何しろ、前述の通り、私めも「江ぐち」の大ファンだったから。
【孤高の中華そば「江ぐち」】の続きを読む